卒業式を前に【動画】48秒
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悠仁さまは、午前8時すぎに、東京 文京区の筑波大学附属高校で、卒業式を前に報道陣の取材に応じられました。
悠仁さまは、「高校生活はいかがでしたか」と声をかけられると、「授業や課外活動など充実した3年間を過ごすことができました。また、忘れられない思い出もつくることができました。先生方や友人たちをはじめとするお世話になった方々に深く感謝申し上げます」とこたえられました。
そして、午前10時から秋篠宮ご夫妻も見守られる中、卒業式に出席されました。
卒業生一人ひとりが名前を呼ばれる中、「秋篠宮悠仁」と呼ばれると返事をして起立されたということです。
皇位継承順位が皇嗣の秋篠宮さまに次ぐ第2位の悠仁さまは、戦後の皇族では初めて、小学校、中学校、高校と、いずれも学習院以外の学校で学ばれました。
宮内庁によりますと、「自主・自立・自由」をモットーとする校風のもと、新たな友人と出会い、学びを深めながら、学校行事やバドミントン部での活動などさまざまな経験をして、のびやかに充実した高校生活を送られたということです。
悠仁さまは、来月、筑波大学に進学し、生命環境学群生物学類で学ばれます。
バドミントン部の活動など充実した高校生活
高校の入学式当日、「学業に励みながら興味を持っていることや関心を持っていることをさらに深めていきたい」「諸行事などの学校生活も楽しんでいきたい」と抱負を語られていた悠仁さま。
宮内庁によりますと、各教科の学習とともに、去年の初夏までバドミントン部の活動を楽しみながら、試合に出場したり他の部員を応援したりされていたということです。
文化祭やスポーツ大会、沖縄県への修学旅行などの学校行事もいい思い出になったということで、このうち去年9月の文化祭では、クラスの仲間と協力して耐熱れんがを組み上げた石窯をつくり、その中で焼いたピザを販売されました。
窯の中の温度を上げるためにれんがの組み方を変えたり空気の送り込み方を工夫したりして試行錯誤を続け、うまくピザが焼けた時にはクラスの仲間とともに達成感を味わわれたということです。
悠仁さまは、18日午前、卒業式を前に報道陣の取材に応じた際、「忘れられない友だちもつくることができたと思います」と話されていました。
悠仁さまは、3年生になると、学校以外の時間に屋外で活動することは少なくなりましたが、学習時間の合間をみて、幼い頃から続けてきたトンボ類をはじめとする生き物の生息環境の観察や野菜や稲の栽培をされてきました。懸命に準備を重ねて今月3日に初めて記者会見し、緊張感を持ちながらもご自身の考えを述べられた悠仁さま。
19歳の誕生日の9月6日に成年を迎えたことを内外に表明する「成年式」が執り行われた後は、学業を優先しながら可能な範囲で宮中行事への出席など公的な活動に臨まれることになります。
ジャンプしてシャトルを打とうとされる姿
宮内庁は、高校卒業にあわせて、悠仁さまがバドミントン部に在籍されていた当時の練習風景の写真を公開しました。
校内の体育館でジャンプしてシャトルを打とうとされる姿など3枚の写真は、いずれも去年6月下旬に撮影されました。
宮内庁によりますと、悠仁さまは、字を書く時などは右手を使うものの、バドミントンは左手でラケットを持ってプレーされていたということです。