農林水産省は
先週行われた
備蓄米の
入札について、
落札量の9
割以上をJA
全農が
占めたことを
明らかにしました。
コメの流通を円滑にするため、先週初めて行われた備蓄米の入札では対象になった15万トンのうち、14万1796トンが落札されました。
農林水産省は21日、この入札結果の詳細を公表し、備蓄米を落札したのは7つの業者でした。
最も多かったのが、JA全農=全国農業協同組合連合会で13万2999トンを落札し、落札量全体の93%を占めました。
次いで、福井県農業協同組合が2240トン、全国主食集荷協同組合連合会が2221トン、佐賀県農業協同組合が1649トン、奈良県農業協同組合と熊本県経済農業協同組合連合会がそれぞれ1000トン、愛知県経済農業協同組合連合会が687トンでした。
落札されたコメの銘柄や生産年、落札価格について農林水産省は「今後の入札に影響を及ぼすおそれがある」として公表しませんでした。
落札された備蓄米は今週から業者への引き渡しが始まっていて店頭には来週以降に並ぶ見通しです。
一方、備蓄米の2回目の入札は7万トンを対象に来週26日から行われます。