中国ネット通販大手アリババ集団が13日発表した2021年1~3月期の決算は、営業損益が約12億ドル(約1300億円)の赤字でした。アリババの決算発表は中国当局が巨額の罰金を科してから初めてですが、一部で懸念されたほど悪い数字ではなかったそうです。
赤字の主因は中国政府によって4月に科された28億ドルの罰金。これを除けば純利益が18%増の40億ドルとなります。
売上高は前年同期比64%増の286億ドルでした。これはアナリスト予想を超える結果で、昨年落ち込みから中国経済が持ち直していることを改めて示しました。次期会計年度の売上高は21年度から約30%増えるとの見通しも明らかにしました。