4月つきの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつ 1.09倍ばい 前月ぜんげつをわずかに下回したまわる

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと仕事しごとを求もとめている人ひと、1人にんに対にたいして、企業きぎょうから何なん人にんの求人きゅうじんがあるかを示しめす、ことし4月つきの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは1.09倍ばいとなり、前まえの月つきを0.01ポイント下回したまわりました。

4月つきに出だされた企業きぎょうからの新規しんき求人きゅうじんは75万まん6046人にんと、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが初はじめて出だされた去年きょねん4月つきと比くらべて15.2％増ふえました。

新規しんき求人きゅうじんが前まえの年としの同おなじ時期じきを上回うわまわったのは、おととし12月つき以来いらい、16か月かげつぶりです。

しかし、感染かんせんが拡大かくだいする前まえのおととし4月つきと比くらべると21.5％減少げんしょうしていて、厳きびしい状況じょうきょうが続つづいています。

4月つきの新規しんき求人きゅうじんについて、去年きょねん4月つきからの増加ぞうか率りつを産業さんぎょう別べつで見みると、

▽教育きょういく・学習がくしゅう支援しえん業ぎょうが43.6％

▽製造せいぞう業ぎょうが32.8％

▽生活せいかつ関連かんれんサービス業ぎょう・娯楽ごらく業ぎょうが25.2％

などとなっています。

一方いっぽうで、

▽宿泊しゅくはく業ぎょう・飲食いんしょくサービス業ぎょうは2.9％

▽運輸うんゆ業ぎょう・郵便ゆうびん業ぎょうは8.3％の増加ぞうかにとどまっています。

都道とどう府県ふけんの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつを就業しゅうぎょう地ち別べつでみると、最もっとも高たかいのは、

▽福井ふくい県けんで1.84倍ばい

次ついで、

▽島根しまね県けんで1.51倍ばい

▽香川かがわ県けんと富山とやま県けんで1.47倍ばい

などとなっています。

最もっとも低ひくかったのは、

▽沖縄おきなわ県けんで0.78倍ばい

▽東京とうきょう都とで0.86倍ばい

▽神奈川かながわ県けんで0.90倍ばい

などとなっています。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつが1倍ばいを下回したまわったのは、6つの都府県とふけんになっています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが初はじめて出だされた去年きょねん4月つきと比較ひかくすると、求人きゅうじんは増ふえているが、感染かんせん拡大かくだい前まえの水準すいじゅんには戻もどっておらず厳きびしい状況じょうきょうが続つづいている。先行さきゆきは依然いぜん、不透明ふとうめいとなっていて、求人きゅうじんの減少げんしょう傾向けいこうは続つづくとみられる」としています。