中国の新型ロケット「長征7号A」がこのほど打ち上げに成功しました。
ロケットは12日、同国南部・海南島の文昌宇宙発射場から打ち上げられました。
中国航天科技集団(CASC)によれば、ロケットは、宇宙環境の観測などを行う新しい科学技術を試験する人工衛星「試験9号」を宇宙に送り届けました。
CASCによれば、実験衛星の製造はわずか8カ月で行い、中型・大型の遠隔探査衛星の製造としては最短記録だということです。
長征7号Aはブースターを4基搭載し、全長は60.1メートル、直径は3.35メートル。積載能力は7トン。
中国は野心的な宇宙開発プログラムを進めており、政府は巨額の投資を行っています。中国は最近も月や火星でミッションを行う探査機を打ち上げました。