そのまま海中で観光船を移動させ、作業船がいかりをおろすことができる水深の海域まで航行したうえで、早ければ今月23日にも、作業船の上に船を引き揚げる方針です。
ただ、現場海域は潮の流れが速いことから作業が予定どおり進まないことも想定され、国土交通省は慎重に作業を進めることにしています。
知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没し、14人が死亡、12人が行方不明になっている事故で、19日から、民間のサルベージ会社の潜水士が深さおよそ120メートルの海底に沈んだ船の内部の捜索や調査を行っています。
関係者によりますと、これまでの調査で船体に大きな損傷は見つからず、移動させるだけの強度を保っていることが確認され、国土交通省は「引き揚げは可能」と判断して21日から作業に着手する方針を固めたということです。
そのまま海中で観光船を移動させ、作業船がいかりをおろすことができる水深の海域まで航行したうえで、早ければ今月23日にも、作業船の上に船を引き揚げる方針です。
ただ、現場海域は潮の流れが速いことから作業が予定どおり進まないことも想定され、国土交通省は慎重に作業を進めることにしています。