アメリカ・バイデン大統領のジル夫人が8日、ウクライナに入り、ゼレンスキー大統領のオレーナ夫人と面会しました。
スロバキアを訪問中のアメリカ・バイデン大統領のジル夫人は8日、陸路で国境を越えてウクライナ西部の都市ウジホロドを訪れました。
ウジホロドではウクライナのゼレンスキー大統領のオレーナ夫人が出迎え、両夫人はおよそ1時間にわたって面会しました。
アメリカ政府関係者によりますと、オレーナ夫人が公の場に姿を見せるのはロシアのウクライナ侵攻開始以降初めてです。
両夫人はその後、避難民の受け入れ施設となっている学校を視察し、「母の日」のプレゼントを作る子供たちの輪に入って笑顔を見せていました。
また、8日には、アメリカの臨時代理大使ら少人数の外交官が西部リビウからキーウに入りました。
大使館機能の再開を前にキーウで外交活動を行うということです。
アメリカ政府はロシアのウクライナ侵攻開始の直前に、キーウにあるアメリカ大使館を閉鎖し、大使館員を隣国のポーランドへ退避させましたが、2日にリビウで大使館業務を再開させていました。