気象庁は28日午前11時「九州北部と四国、中国地方、近畿、それに北陸が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
気象庁によりますと、いずれもこのまま確定すれば統計を取り始めた昭和26年以降、過去最も早い梅雨明けとなります。
▽北陸の梅雨明けは平年よりも25日
▽九州北部と中国地方、それに近畿の梅雨明けは平年よりも21日
▽四国の梅雨明けは平年よりも19日、いずれも早くなっています。
梅雨の期間は
▽中国地方と近畿、北陸は14日間
▽四国は15日間
▽九州北部は17日間で北陸を除いて過去最も短くなります。
これで東北と、梅雨のない北海道を除く地域で梅雨明けしたことになります。
28日も各地で気温が上がり、午前11時半までの最高気温は
▽静岡県浜松市佐久間で36.5度
▽富山市で35.7度
▽千葉県市原市の牛久で35.5度
▽兵庫県豊岡市で35.3度などと、午前中から猛暑日になっているところがあります。
このほか
▽名古屋市で34.4度
▽東京の都心で33.8度
▽京都市で33.3度と厳しい暑さとなっています。
このあとも気温が上がり、日中の最高気温は
▽兵庫県豊岡市で38度
▽鳥取県米子市や富山市、それに甲府市で37度
▽名古屋市や宇都宮市で36度
▽松山市や京都市、さいたま市で35度
▽東京の都心や福岡市で34度と予想されています。
熱中症警戒アラートも山梨県から沖縄本島地方にかけて出ています。
梅雨明け直後は多くの人が暑さに慣れていないため、熱中症のリスクが高くなります。
引き続き熱中症に警戒し
▽外出はなるべく避ける
▽こまめに水分を補給する
▽我慢せず冷房を適切に使用する
▽屋外で会話が少ない場面などではマスクを外すなど、対策をとってください。
ことしもすでに高齢者などが熱中症の疑いで死亡するケースが確認されています。
屋内では適切に冷房を使用するよう、離れて住む家族の方や周囲の人が声をかけるようにしてください。