アメリカのトランプ次期大統領は9日、ロシアのプーチン大統領との首脳会談の見通しについて記者から問われたのに対し「彼は会いたがっており、われわれは準備している」と述べました。
これについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は10日、「トランプ氏は対話を通じて問題を解決する用意があると宣言しているが、それは歓迎すべきことだ」と述べ、首脳会談に前向きな姿勢を示しました。
一方で「まだ具体的な動きはない。しかし、おそらくトランプ氏が大統領執務室に入ったあと、何らかの動きがあるだろう」と述べ、トランプ氏の大統領就任後に具体的な動きが出てくるだろうという見方を示しました。
こうした中、ウクライナ空軍は9日、ロシアが軍事侵攻を開始して以降、ロシア軍は滑空爆弾を5万1000発以上使用し、このうち、およそ4万発は去年1年間に使用したと指摘しました。
ウクライナでは今月8日も南部のザポリージャでロシア軍の滑空爆弾による攻撃があり、13人が死亡するなど、市民への犠牲が増え続けています。