アメリカの
トランプ次期政権で
安全保障担当の
大統領補佐官に
起用されるウォルツ
下院議員は、
今後数週間以内にトランプ
次期大統領とロシアのプーチン
大統領との
電話会談が
行われるとの
見通しを
示しました。
アメリカのトランプ次期政権で安全保障政策を担当する大統領補佐官に起用されるウォルツ下院議員は12日、ABCテレビに出演しました。
この中でウォルツ氏は、トランプ次期大統領がプーチン大統領との首脳会談を準備していると発言したことについて「準備は進められている。少なくとも数日中、もしくは数週間以内に電話会談が行われるだろう」と述べ、今後数週間以内にトランプ氏とプーチン氏の電話会談が行われるとの見通しを示しました。
また、ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナについて、兵力不足を指摘し、動員の対象年齢を現在の25歳以上から18歳以上に引き下げるよう求めていく考えを示しました。
さらにウォルツ氏は「最終的には外交で解決しなければならないと誰もが理解している。ただ、ウクライナのすべての領土からロシアを完全に追い出すことは現実的ではないと考える。それはクリミアも含めてだ。トランプ氏もその現実を理解している」と述べ、ウクライナに対し、領土をめぐって何らかの妥協を求める可能性を示唆しました。