経団連は、5
月に
任期を
終える十倉会長の
後任に、
生命保険大手「
日本生命」の
筒井義信会長を
起用する
人事を
内定しました。
経団連の十倉会長は14日に開かれた会長と副会長による会議で、後任に生命保険大手「日本生命」の筒井義信会長を起用する人事を報告し、了承されたと明らかにしました。
筒井氏は、兵庫県出身の70歳。2011年に日本生命の社長に就任し、2018年から会長を務めているほか、2023年からは経団連の副会長も務めています。
これまで経団連の会長は、ほとんどが製造業の出身者で、金融業界から起用されるのは筒井氏が初めてです。
選んだ理由について十倉会長は会見で「人格、識見、経営手腕に優れ、指導力と行動力があることに加えて、会社は日本有数の機関投資家で幅広い産業に目配りしている。成長と分配の好循環、公正公平で持続可能な社会の実現に向けて活動を展開していく中で、最もふさわしい方だ」と述べました。
また、筒井氏は「わが国の経済が克服すべき課題は山積しているが、企業をはじめ各界と丁寧にコミュニケーションを取り、社会性の視座を持って課題解決に誠心誠意取り組む決意だ」と抱負を述べました。
筒井氏は5月に開かれる経団連の総会を経て、正式に会長に就任する予定です。