自民党じみんとう総裁そうさい選せん 26日にちの動うごき 記者きしゃ会見かいけんやテレビ出演しゅつえん、会合かいごうなど

総裁そうさい選挙せんきょをめぐる26日にちの動うごきや発言はつげんです。

河野こうのデジタル相しょう「この国くにをさらに前まえに進すすめたい」

河野こうのデジタル大臣だいじんは記者きしゃ会見かいけんし、総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほすることを表明ひょうめいしました。総裁そうさい選挙せんきょには3回かい目めの挑戦ちょうせんとなります。

この中なかで河野こうの氏しは「さまざまなところで直面ちょくめんしている有事ゆうじを乗り越のりこえるため、これまでの経験けいけんを生いかして日本にっぽんのリーダーとしてこの国くにをさらに前まえに進すすめたい」と述のべました。

その上うえで「日本にっぽんの果はたすべき責任せきにんや役割やくわりは何なになのか、明確めいかくに主張しゅちょうすると同時どうじに行動こうどうに移うつさなければならない。次つぎの総理そうり大臣だいじんたる自民党じみんとうの総裁そうさいを選えらぶ選挙せんきょで、世界せかいの形かたちをしっかりと議論ぎろんしなければならない」と述のべました。

また、政治せいじとカネの問題もんだいをめぐっては「捜査そうさ当局とうきょく的てきには終おわったのかもしれないが、国民こくみんから見みてけじめがついたと言いえるのか」と指摘してきし、さらに政治せいじ改革かいかくを進すすめていく考かんがえを示しめしました。収支しゅうし報告ほうこく書しょに不ふ記載きさいがあった議員ぎいんには、不ふ記載きさい額がくと同額どうがくを返還へんかんするよう求もとめ、返還へんかんに応おうじた議員ぎいんは、次つぎの選挙せんきょで党とうの公認こうにん候補こうほにすると説明せつめいしました。

エネルギー政策せいさくについては、「当初とうしょの予想よそうでは人口じんこう減少げんしょうと省エネしょうえねの進展しんてんで電力でんりょく需要じゅようは縮ちぢんでいき、再生さいせい可能かのうエネルギーを今いまの2倍ばいのペースで導入どうにゅうできれば需要じゅようと供給きょうきゅうが合あうと思おもっていた。しかし、最近さいきんの電力でんりょく需要じゅようの急速きゅうそくな伸のびで原発げんぱつを再さい稼働かどうしても足たりなくなる。日本にっぽんとしてできることは何なにでもやっていく必要ひつようが当面とうめんはある」と指摘してきしました。

林はやし官房かんぼう長官ちょうかん「しかるべく決断けつだんをしたい」

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは26日にち午後ごご、自民党じみんとうの根本こんぽん元もと厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんや小野寺おのでら元もと防衛ぼうえい大臣だいじんら旧きゅう岸田きしだ派は出身しゅっしんの議員ぎいんを中心ちゅうしんとしたおよそ20人にんと国会こっかい内ないで会合かいごうを開ひらき、総裁そうさい選挙せんきょへの対応たいおうを協議きょうぎしました。

このあと林りん官房かんぼう長官ちょうかんは記者きしゃ団だんに対にたいし「総裁そうさい選挙せんきょへの意向いこうを固かためつつある。多おおくの声こえが『立たつべし』ということだったので、しかるべく決断けつだんをしたい」と述のべました。

その上うえで「野党やとう時代じだいに総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほしたが、今いま、自民党じみんとうはそれに匹敵ひってきする厳きびしい状況じょうきょうだ。官房かんぼう長官ちょうかんとして総理そうり大臣だいじんを間近まぢかで支ささえ、政権せいけんを回まわしていく仕事しごとを経験けいけんした。トップでなければできないことがあるので、しっかりと前まえに進すすんでいきたい」と述のべました。

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは、台風たいふう10号ごうの影響えいきょうを見極みきわめながら表明ひょうめいの時期じきを判断はんだんする方針ほうしんです。

菅かん前ぜん首相しゅしょう 党とう本部ほんぶで二に階かい元もと幹事かんじ長ちょうと会談かいだん

菅かん前ぜん総理そうり大臣だいじんは26日にち午後ごご、自民党じみんとう本部ほんぶで二に階かい元もと幹事かんじ長ちょうと会談かいだんし、旧きゅう二に階かい派は出身しゅっしんの林はやし元もと経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんと武田たけだ元もと総務そうむ大臣だいじんも同席どうせきしました。出席しゅっせき者しゃによりますと、総裁そうさい選挙せんきょをめぐる党内とうないの動向どうこうや二に階かい氏しが訪問ほうもんを調整ちょうせいしている中国ちゅうごくの情勢じょうせいなどについて意見いけんを交かわしたということです。

小林こばやし鷹たか之の氏し「知しってもらえるよう走り回はしりまわる」

小林こばやし鷹たか之の氏しは26日にち午後ごご、党とう本部ほんぶで年金ねんきん制度せいどを議論ぎろんする党とうの会合かいごうに出席しゅっせきしました。このあと記者きしゃ団だんに対にたいし「これまで幅広はばひろい政策せいさく分野ぶんやに携たずさわってきたため、自分じぶんなりの考かんがえがあり、やり遂やりとげたい政策せいさくもある。総裁そうさい選挙せんきょでは時間じかんが許ゆるす限かぎり訴うったえていきたい」と述のべました。

その上うえで「総裁そうさい選挙せんきょは党とうの今後こんごがかかった重要じゅうような場ばで多おおくの方ほうが立候補りっこうほした上うえで、骨太ほねぶとの議論ぎろんを展開てんかいすることができればいいと思おもう。知名ちめい度どゼロからの出発しゅっぱつなので、少すこしでも多おおくの方ほうに、自身じしんの存在そんざいと考え方かんがえかたを知しっていただけるよう走り回はしりまわっていく」と述のべました。

石破いしば元もと幹事かんじ長ちょう 選挙せんきょの公認こうにん “実績じっせきも大事だいじ”

石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうはテレビ朝日てれびあさひの番組ばんぐみに出演しゅつえんし、派閥はばつの政治せいじ資金しきんパーティーをめぐる問題もんだいで処分しょぶんを受うけた議員ぎいんを次つぎの選挙せんきょで公認こうにん候補こうほとするか問とわれたのに対にたいし、「自民党じみんとうは独裁どくさい政党せいとうではなく、公認こうにん候補こうほについて議論ぎろんするのは選挙せんきょ対策たいさく委員いいん会かいの権限けんげんだ。処分しょぶんや社会しゃかい的てき制裁せいさいを受うけても、支持しじがどれだけあり、党とうや国会こっかい、政府せいふでどれだけの実績じっせきを積つんできたかということも大事だいじで、それは『裏金うらがね』と言いわれる人ひとたちだけではなく誰だれが対象たいしょうだろうと一緒いっしょだ」と述のべました。

また、東京とうきょう都内とないで防災ぼうさいをテーマに講演こうえんし「災害さいがいの発生はっせいを防ふせぐことはできないが、そのあとの人災じんさいをどう減へらしていくかが大事だいじだ。誰だれがどこでどんな災害さいがいに遭あっても、同おなじような対応たいおうができなければ国家こっかの体からだをなしていない。『防災ぼうさい省しょう』を作つくり、ありとあらゆる事態じたいに備そなえる体制たいせいを作つくる必要ひつようがある」と述のべ、政府せいふとして災害さいがいなどへの備そなえを強化きょうかするため「防災ぼうさい省しょう」を設置せっちすべきだという考かんがえを示しめしました。

このあと石破いしば氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし、復興ふっこう庁ちょうを発展はってん的てきに改組かいそする形かたちでの「防災ぼうさい省しょう」の設置せっちを、総裁そうさい選挙せんきょで掲かかげる公約こうやくの柱はしらにしたいという考かんがえを示しめしました。

上川かみかわ外相がいしょう「推薦すいせん人じんについて目下もっか動うごいている」

総裁そうさい選挙せんきょへの立候補りっこうほに意欲いよくを示しめしている上川かみかわ外務がいむ大臣だいじんは25日にち、推薦すいせん人じん確保かくほの状況じょうきょうについて「20名めいをはるかに超こえる支持しじをいただいている」と述のべました。

これについて26日にち午前ごぜん、外務省がいむしょうで記者きしゃ団だんから「20人にんの推薦すいせん人じんを確保かくほできたのか」と質問しつもんされたのに対にたいし、上川かみかわ大臣だいじんは「一いち人にん一いち人にんに体からだ当あたりで対応たいおうしている。たくさんの皆みなさんから支持しじをいただき、励はげまされているところで、推薦すいせん人じんについても目下もっか動うごいている」と述のべました。

その上うえで、総裁そうさい選挙せんきょへの意気込いきごみを問とわれ「ハードルがいくつもあることは十分じゅうぶん理解りかいしている。議員ぎいんや国民こくみんとの対話たいわを大事だいじにしており、全力ぜんりょくでとにかくまい進まいしんしていきたいという思おもいで必死ひっしに動うごいてる状況じょうきょうだ」と述のべました。