気象庁によると、強い台風10号は29日の朝、鹿児島県に入って、ゆっくり北に進んでいます。九州などではとても強い風が吹いて、雨がたくさん降っています。
宮崎市などでは、風で物が飛んできて家の窓ガラスが割れたり、建物の壁が落ちたりしています。九州でたくさんの人がけがをしています。
気象庁によると、九州や四国、中国地方、近畿では30日ごろまでとても強い風が吹きそうです。九州や四国、東海では同じ所でたくさんの雨が降り続く危険があります。
気象庁は「風や雨が強くなる前に、丈夫な建物の中に避難してください。建物の中では、窓から遠い所にいてください。山が崩れたり、川の水があふれたりする危険もあります。市や町などが出す避難の情報をチェックしてください」と言っています。