兵庫県の
斎藤知事のパワハラの
疑いなどを
告発する
文書をめぐって、
県議会の
百条委員会で
証人尋問が
行われ、
斎藤知事はパワハラ
疑惑を
重ねて
否定し「
不快に
思った
人がいればおわびしたい」などと
述べました。
一方、
立憲民主党などでつくる
県議会の
会派は「
斎藤知事のもとで
県政を
前に
進めるのは
困難だ」として、
来月開かれる
県議会で
不信任決議案を
提出する
方針を
決めました。
証人尋問で斎藤知事は、委員から「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、職員らをどなり散らした」という記載が事実か問われたのに対し「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことを大きい声で注意した」などと説明しました。
また、職員からの評価をどう考えるか問われ「厳しい上司だと思われていると思う。必要な指導だと思っていたが不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」と述べました。
その上で「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」と述べました。
一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」として、来月19日に開会する県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。
今後、自民党などにも賛同を求めることにしています。
また、3年前の県知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会の吉村共同代表は、辞職を求めるかどうかは1、2週間程度で判断したいという認識を示し「これ以上県政が進められないと判断すれば、辞職勧告や不信任決議案も選択肢に入ってくる」と述べました。