日銀にちぎん 国債こくさい買い入かいいれの減額げんがくを決定けってい 金融きんゆう政策せいさくの正常せいじょう化かさらに進すすめる

日銀にちぎんは、14日にちまで2日間にちかんの日程にっていで金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうを開ひらき、当面とうめんの政策せいさく運営うんえいの方針ほうしんを公表こうひょうしました。

それによりますと政策せいさく目標もくひょうとしている短期たんきの市場しじょう金利きんりについてはこれまでの水準すいじゅんを据え置すえおき、0％から0.1％程度ていどで推移すいいするよう促うながすとしています。

一方いっぽう、国債こくさいの買い入かいいれの規模きぼを減へらす方針ほうしんを賛成さんせい多数たすうで決きめました。

現在げんざいは月間げっかんの買い入かいいれ額がくを6兆ちょう円えん程度ていどとしていますが、７月しちがつの会合かいごうで今後こんご1年ねんから2年ねん程度ていどの具体ぐたい的てきな減額げんがく計画けいかくを決定けっていするとしています。

日銀にちぎんは、2024年ねん3月つきにマイナス金利きんり政策せいさくを解除かいじょするなど大だい規模きぼな金融きんゆう緩和かんわ策さくを転換てんかんしたあとも従来じゅうらいと同おなじ規模きぼで国債こくさいを買い入かいいれてきましたが、これを見直みなおすことで、金融きんゆう政策せいさくの正常せいじょう化かをさらに進すすめます。

日銀にちぎんの植田うえだ総裁そうさいは、このあと午後ごご3時半じはんからの記者きしゃ会見かいけんで、今回こんかいの決定けっていのねらいについて説明せつめいすることにしています。

発表はっぴょう後ご 1ドル＝157円えん台だい後半こうはんまで円えん安やすが進すすむ

14日にちの東京とうきょう外国がいこく為替かわせ市場しじょう、円えん相場そうばは、午前ごぜん中ちゅう、1ドル＝157円えん台だい前半ぜんはんを中心ちゅうしんに推移すいいしていました。

その後そのご、正午しょうごすぎに日銀にちぎんが、金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうで国債こくさいの買い入かいいれの規模きぼを減へらす方針ほうしんを決きめたことが伝つたわると、円えんを売うってドルを買かう動うごきが強つよまり、1ドル＝157円えん台だい後半こうはんまで円えん安やすが進すすみました。

市場しじょう関係かんけい者しゃは「市場しじょうでは、今回こんかいの決定けってい会合かいごうで国債こくさいの減額げんがくの規模きぼなど具体ぐたい的てきな内容ないようが示しめされるという見方みかたが強つよかったが、次回じかいの会合かいごうに持ち越もちこしとなったことから日銀にちぎんは金融きんゆう政策せいさくの正常せいじょう化かに慎重しんちょうな姿勢しせいなのではないかという受け止うけとめが出でて、円えんを売うる動うごきが強つよまった」と話はなしています。