「技能実習」の制度は30年ぐらい前、外国人が日本で技術を習って、国に戻って発展に役に立てるために作りました。しかし、働く人が足りない仕事をさせることが目的になっていると言われて、問題になっていました。
このため国は、技能実習の制度をやめて、新しく「育成就労」の制度を始めることを決めました。新しい制度では、日本に来てから3年で、「特定技能」の資格が取れるように技術を教えます。介護や建設、農業など、働く人が足りない分野で始めます。
新しい制度では、人権を大切にします。同じ分野だったら、働く会社などを変えることができます。新しい制度は、2027年までに始まります。
専門家は「多くの国で働く人が足りなくなっています。どうしたら外国人が日本で働きたいと思うかを考えることが大切です」と話しています。