液体えきたいなので、余あまってしまったらつい流ながしに捨すててしまいそうですが、下水道げすいどう管かんの中なかで火災かさいが起おきる可能かのう性せいもあるとのことで、東京とうきょう都と下水道げすいどう局きょくは「やめてください」と話はなします。

それでは水道すいどうで薄うすめながら捨すてることはどうなのでしょうか。

東京とうきょう都と下水道げすいどう局きょく

「そもそも下水げすいに流ながしていいのは、下水道げすいどう法ほう上じょうは排はい“水みず”だけです。アルコールは液体えきたいですが“水みず”ではありません。生活せいかつ排水はいすいとは、洗濯せんたくや風呂ふろなど生活せいかつする中なかで出でる水みずのことで、危険きけん物ぶつであるアルコール消毒しょうどく液えきはもちろん、賞味しょうみ期限きげんが切きれたからといって、まだいっぱい入はいっている調味ちょうみ料りょうや牛乳ぎゅうにゅうなどを流ながす事ことも本来ほんらいしてはいけないことなのです」

ちなみに写真しゃしんの消毒しょうどく液えきは私わたしの家いえにあったもの。

来月らいげつ（6月つき）で使用しよう期限きげんが切きれてしまいます…。

すると、どの自治体じちたいからも同おなじような回答かいとうが返かえってきました。

まとめると次つぎの通とおりです。

▽液体えきたいは収集しゅうしゅうできません

▽少量しょうりょう余あまったら雑巾ぞうきんや古紙こしにしみこませる

▽しみこませた雑巾ぞうきんや古紙こしは乾燥かんそうさせてから燃もえるゴミ

▽空そらになった容器ようきは材質ざいしつにあわせて分別ふんべつ

注意ちゅうい点てんとして、雑巾ぞうきんや古紙こしにしみこませる時ときは、屋外おくがいなど十分じゅうぶんに換気かんきされた場所ばしょで、近ちかくに火の気ひのけがないことを確認かくにんしたうえで行いこと。

そして、空そらになった容器ようきは、プラスチックやガラスなど、それぞれの材質ざいしつにあわせて分別ふんべつして捨すててほしいとしています。

消毒しょうどく液えきが入はいったまま容器ようきごと捨すててしまうとゴミ収集しゅうしゅう車しゃや焼却しょうきゃく場じょうで引火いんかする可能かのう性せいがあり危険きけんです。

流ながしに捨すてるのと同様どうよう、やってはいけません。

また、大量たいりょうに余あまって、この方法ほうほうでは処理しょりできない場合ばあいは、薬品やくひんなどを処理しょりする専門せんもん業者ぎょうしゃに依頼いらいしてほしいとしています。

成分せいぶんがエタノールと水みずだけの消毒しょうどく液えきは使つかえる用途ようとが幅広はばひろく、まな板まないたや包丁ほうちょうなどの調理ちょうり器具きぐや台所だいどころのシンクに吹ふきかけることで殺菌さっきん・消毒しょうどくができるそうです。

また少量しょうりょうを布巾ふきんにしみこませて冷蔵庫れいぞうこや電子でんしレンジの中なかなどをさっと拭ふきあげたり、カビ対策たいさくとして浴室よくしつの壁かべや天井てんじょうなどに吹ふきつけたりする事ことも効果こうか的てきとのことです。

一方いっぽうで、グリセリンやヒアルロン酸さんナトリウムといった保ほ湿しめ成分せいぶんが入はいっている消毒しょうどく液えきもあり、これらについては手て指ゆびの消毒しょうどく以外いがいの使用しようは推奨すいしょうしていないということです。

詳くわしくはそれぞれの製造せいぞう会社かいしゃのホームページなどでご確認かくにんください。