経済けいざい産業さんぎょう省しょうは30日にちの審議しんぎ会かいで、ことし7月つきから9月つきまでの電力でんりょく需給じゅきゅうの見通みとおしを示しめしました。

それによりますと、10年ねんに1度どの厳きびしい暑あつさを想定そうていした場合ばあい、供給きょうきゅうの余力よりょくを示しめす「予備よび率りつ」は、ことし7月つきに

▽東京とうきょう電力でんりょくの管内かんないで3.1％

▽北海道ほっかいどう電力でんりょくと東北とうほく電力でんりょくの管内かんないで5.2％

▽中部ちゅうぶ電力でんりょく、北陸電力ほくりくでんりょく、関西かんさい電力でんりょく、中国ちゅうごく電力でんりょく、九州きゅうしゅう電力でんりょくの管内かんないで9.8％

などとなっています。

暑あつさが最もっとも厳きびしいとみられる8月つきは、火力かりょく発電はつでんの出力しゅつりょくの増加ぞうかなどが見込みこまれることから

▽東京とうきょう電力でんりょくの管内かんないで4.8％、

▽北海道ほっかいどう電力でんりょく、東北とうほく電力でんりょくの管内かんないで7.6％、

▽中部ちゅうぶ電力でんりょくの管内かんないで11.7％などとなっていて

この夏なつは、すべての管内かんないで安定あんてい供給きょうきゅうに最低さいてい限げん必要ひつような3％の予備よび率りつを確保かくほできる見通みとおしです。

ただ経済けいざい産業さんぎょう省しょうでは、東京とうきょう電力でんりょく管内かんないの電力でんりょく需給じゅきゅうは非常ひじょうに厳きびしい状況じょうきょうだとしていて、冬ふゆに続つづいてこの夏なつも節電せつでん要請ようせいを行おこなう方向ほうこうで調整ちょうせいを進すすめることになりました。

具体ぐたい的てきには、ことし7月つきと8月つきの2か月かげつ間かんについて数値すうち目標もくひょうを設定せっていせず、無理むりのない範囲はんいで節電せつでんを呼よびかけたいとしています。