Japanese News: パリ五輪競技始まるサッカー男子快勝 7人制ラグビー男子連敗

パリオリンピックは26日にちの開会かいかい式しきに先立さきだって、24日にちから競技きょうぎが始はじまりました。

サッカー男子だんしは予選よせんリーグが始はじまり、日本にっぽんは初戦しょせんでパラグアイに5対たい0で快勝かいしょうして白星しろぼしスタートを切きりました。

一方いっぽう、7人にん制せいラグビー男子だんしの日本にっぽん代表だいひょうは、初戦しょせんで東京とうきょう大会たいかい銀メダルぎんめだるのニュージーランドに、第だい2戦せんでアイルランドに敗やぶれ2連敗れんぱいとなりました。

最新さいしんの情報じょうほうをまとめました。

《試合しあい結果けっか》

サッカー男子だんしパラグアイに快勝かいしょう白星しろぼしスタート

26日にちの開会かいかい式しきに先立さきだってサッカー男子だんしの予選よせんリーグが24日にちから始はじまり、8大会たいかい連続れんぞく12回かい目めの出場しゅつじょうとなる日本にっぽんは、フランス南西なんせい部ぶのボルドーでグループDの初戦しょせんで5大会たいかいぶり3回かい目めの出場しゅつじょうのパラグアイと対戦たいせんしました。

日本にっぽんは、出場しゅつじょうチームで唯一ゆいいつ年齢ねんれい制限せいげんのないオーバーエイジ枠わくを使つかわず、23歳さい以下いかのメンバーのみの構成こうせいで、先発せんぱつメンバーにキャプテンの藤田ふじた譲ゆずる瑠チマ選手せんしゅやフォワードの細谷ほそや真しん大だい選手せんしゅなどが名なを連つらねました。

試合しあいは、前半ぜんはん19分ふんにミッドフィルダーの三戸さんのへ舜しゅん介かい選手せんしゅがペナルティーエリア内ないで左ひだりサイドからのボールを受うけて右足みぎあしを振ふり抜ぬき、先制せんせい点てんをあげました。

24分ふんにはパラグアイの選手せんしゅが接触せっしょくプレーでレッドカードを受うけて退場たいじょうし、日本にっぽんが数すう的てき優位ゆういな状況じょうきょうとなりますが、その後そのごは得点とくてんを奪うばえず1対たい0で前半ぜんはんを終おえました。

後半こうはん開始かいし直後ちょくごは相手あいてにペースを握にぎられましたが、18分ふんに左ひだりサイドからのクロスボールに三さん戸こ選手せんしゅが頭あたまで合あわせて2点てん目めのゴールを奪うばうと、24分ふんにはミッドフィルダーの山本やまもと理さとし仁じん選手せんしゅのゴールで3対たい0とリードを広ひろげました。

さらに、途中とちゅう出場しゅつじょうの藤尾ふじお翔太しょうた選手せんしゅが36分ふんと42分ふんに相次あいついでゴールを決きめて5対たい0でパラグアイに快勝かいしょうし、勝かち点てん3を獲得かくとくしました。

日本にっぽんは27日にち、日本にっぽん時間じかんの28日にち未明みめいに予選よせんリーグの第だい2戦せんでマリと対戦たいせんします。

キャプテンの藤田ふじた「アグレッシブにサッカーができた」

キャプテンの藤田ふじた譲ゆずる瑠チマ選手せんしゅ

「チームとしていい流ながれに乗のることができ、内容ないよう的てきにもすごくよかった。先制せんせい点てんを取とれたのが大おおきかった。チームとしてもアグレッシブにサッカーができたので相手あいてを上うえ回まわれたと思おもう」と振り返ふりかえりました。

次つぎのマリ戦せんに向むけて「しっかりと準備じゅんびして勝かちきりたい」と力強ちからづよく話はなしました。

2得点とくてんの三さん戸こ「気きを引き締ひきしめていきたい」

先制せんせいゴールを含ふくむ2得点とくてんを挙あげた三戸さんのへ舜しゅん介かい選手せんしゅ

「1点てん目めはトラップしたあとフリーだったのでうまく決きめることができた。2点てん目めのヘディングシュートは斉藤さいとう光ひかり毅あつし選手せんしゅがクロスボールをあげる前まえに目めが合あって、ドンピシャのボールが来きたのであとは決きめるだけだった」

「初戦しょせんを勝かちきれてよかったが、できた部分ぶぶんとできなかった部分ぶぶんがあり、ボールをロストすることもあったので、気きを引き締ひきしめていきたい。次つぎもしっかり勝かてるように準備じゅんびしていきたい」

オーバーエイジ枠わくを使つかわず強つよさ見みせる

日本にっぽんは今こん大会たいかいで、3人にんまで認みとめられている年齢ねんれい制限せいげんのないオーバーエイジ枠わくを出場しゅつじょうチームの中なかで唯一ゆいいつ、使つかっていません。

東京とうきょう大会たいかいには年齢ねんれい制限せいげんのない日本にっぽん代表だいひょうの要ようでもあった遠藤えんどう航わたる選手せんしゅなどが加くわわり、「史上しじょう最強さいきょう」とも呼よばれたメンバーで臨のぞんだことを考かんがえると対照たいしょう的てきな構成こうせいとなっています。

ただ、多おおくの選手せんしゅはパリオリンピックのアジア最終さいしゅう予選よせんを兼かねた23歳さい以下いかのアジアカップで優勝ゆうしょうしたメンバーでキャプテンの藤田ふじた譲ゆずる瑠チマ選手せんしゅは「僕ぼくたちはお互おたがいの特長とくちょうをよく知しっているし、大岩おおいわ監督かんとくの戦術せんじゅつ理解りかい度ども非常ひじょうに高たかい。これまで培つちかってきた『組織そしき力りょく』を武器ぶきに戦たたかいたい」とチーム力りょくの高たかさを強調きょうちょうしてきました。

そして、オリンピック2連覇れんぱを果はたしているブラジルを抑おさえて南米なんべい予選よせんを1位いで通過つうかしたパラグアイに対にたいしては大岩おおいわ監督かんとくが「守備しゅびが組織そしき的てきで強度きょうどが高たかいチームだ。フォワードはスピードがあり、カウンターに気きを付つけなければならない」と最大限さいだいげんの警戒けいかいをして臨のぞみました。

そのパラグアイを相手あいてに日本にっぽんは藤田ふじた選手せんしゅのことば通どおり組織そしき力りょくの高たかさをいかんなく示しめしました。

オーバーエイジの選手せんしゅが2人にん加くわわった強豪きょうごうを相手あいてに冷静れいせいにボールを回まわしてすきをうかがいながら前半ぜんはん19分ふんにはその強固きょうこな守備しゅびを崩くずして先制せんせい。

その後そのご、1人にん少すくなくなったパラグアイに対にたいしてはさらに立て続たてつづけに得点とくてんを奪うばいました。

オーバーエイジの選手せんしゅがいなくても強つよさを見みせた日本にっぽんが重要じゅうよう視ししていた初戦しょせんで貴重きちょうな1勝しょうを手てにしました。

平河ひらかわ選手せんしゅの地元じもとで応援おうえん健闘けんとうたたえる

パリオリンピックのサッカー日本にっぽん代表だいひょうの初戦しょせんとなる、サッカー男子だんし・予選よせんリーグのパラグアイ戦せんに先発せんぱつした平河ひらかわ悠ゆう選手せんしゅの地元じもと、佐賀さが県けん鹿島かしま市しではパブリック・ビューイングが行おこなわれ、地元じもとの人ひとたちが熱あつい声援せいえんを送おくりました。

パリオリンピックサッカー男子だんしの平河ひらかわ悠ゆう選手せんしゅは佐賀さが県けん鹿島かしま市しの出身しゅっしんで、初戦しょせんの25日にちは鹿島かしま市しがパブリック・ビューイングを開催かいさいしました。

会場かいじょうの鹿島かしま市民しみん文化ぶんかホールには、平河ひらかわ選手せんしゅの小中しょうちゅう学校がっこうの同級生どうきゅうせいや地元じもとの人ひとたちなどおよそ50人にんが駆かけつけました。

試合しあいは前半ぜんはん、三さん戸こ選手せんしゅが先制せんせいのゴールを決きめましたが、直後ちょくごにパラグアイのファールで平河ひらかわ選手せんしゅが倒たおされ、VARの結果けっか、危険きけんなプレーとしてパラグアイの選手せんしゅ1人にんが退場たいじょうとなりました。

このプレーで足あしを痛いためた平河ひらかわ選手せんしゅは交代こうたいとなり、パブリック・ビューイングの会場かいじょうに集あつまった人ひとからは健闘けんとうをたたえる拍手はくしゅが送おくられていました。

日本にっぽんはその後そのごも得点とくてんを重かさね5対たい0で快勝かいしょうすると、会場かいじょうからは拍手はくしゅと歓声かんせいがあがりました。

市しの職員しょくいんで平河ひらかわ選手せんしゅと小・中学校しょうちゅうがっこうで一緒いっしょにサッカーをしていた谷口たにぐち大志ひろしさんは「けがはある程度あるていど覚悟かくごしていたと思おもいますが、まだ活躍かつやくを見みたいので早はやく治なおして次つぎの試合しあいでは得意とくいのドリブルを生いかして得点とくてんに絡からんでほしいです」と話はなしていました。

佐賀さが市しから訪おとずれた60代だいの男性だんせいは「平河ひらかわ選手せんしゅが心配しんぱいですがまた次つぎの試合しあいで頑張がんばってほしいです。初戦しょせんの勝利しょうりは大おおきいと思おもうのでいい流ながれになってほしい」と話はなしていました。

組織そしき力りょくでつかんだ1勝しょう

南米なんべい予選よせんを1位いで通過つうかしてきた強豪きょうごうに5対たい0で快勝かいしょうした日本にっぽん。
相手あいてが1人にん少すくなくなる前まえに奪うばった得点とくてんは先制せんせいの1点てんにとどまりましたが、決勝けっしょう点てんにもなったそのゴールは日本にっぽんが誇ほこる「組織そしき力りょく」によって生うまれたものでした。
今こん大会たいかい、オーバーエイジ枠わくを使つかわなかった日本にっぽんのキャプテン、藤田ふじた譲ゆずる瑠チマ選手せんしゅは23歳さい以下いかの選手せんしゅだけによるメンバー構成こうせいにも「組織そしき力りょく」を強つよみに今こん大会たいかいを戦たたかい抜ぬけると自信じしんを示しめしていました。
初戦しょせんとなったこの試合しあい、序盤じょばんからゴールキーパーの小久保こくぼ玲れい央ひさしブライアン選手せんしゅも加くわわって細こまかくパスを回まわしながら攻撃こうげきを組み立くみたてるビルドアップを丁寧ていねいに重かさねていきました。
相手あいてがプレッシャーをかけてきても味方みかたがパスを出だしやすいところにほかの選手せんしゅが動うごき、すきがあれば縦たてへのパスも鋭するどく入いれて、緩急かんきゅうをつけながら全員ぜんいんで攻撃こうげきのチャンスを探さぐりました。
そして前半ぜんはん19分ふん、センターバックの高井たかい幸みゆき大だい選手せんしゅからの縦たてへのパスが斉藤さいとう光ひかり毅あつし選手せんしゅに通とおり、斉藤さいとう選手せんしゅからのパスを受うけたサイドバックの大畑おおはた歩あゆみ夢ゆめ選手せんしゅが左ひだりサイドを突破とっぱ。ペナルティーエリア内ないに侵入しんにゅうした三戸さんのへ舜しゅん介かい選手せんしゅへとつなぎました。
そして、前線ぜんせんの細谷ほそや真しん大だい選手せんしゅが相手あいてのディフェンダーに体からだをうまく当あててシュートコースを作つくり、そこを三さん戸こ選手せんしゅが正確せいかくに狙ねらって先制せんせい点てんを奪うばいました。
南米なんべい予選よせんを1位いで通過つうかした強豪きょうごうのパラグアイに、今こん大会たいかい、唯一ゆいいつ、オーバーエイジ枠わくなしで臨のぞんだ若わかき日本にっぽん代表だいひょうが持ち味もちあじの組織そしき力りょくをいかんなく発揮はっきしてこの決勝けっしょう点てんにこぎつけました。
ただ、キャプテンの藤田ふじた選手せんしゅは「全体ぜんたい的てきにはよかったが、まだ修正しゅうせいするところがあるので、ミーティングで振り返ふりかえって次つぎの試合しあいで改善かいぜんしたい」とさらなる強化きょうかの可能かのう性せいを感かんじていたようでした。
次つぎの第だい2戦せんの相手あいてはことし3月つきの強化きょうか試合しあいで敗やぶれたアフリカ勢ぜいのマリとの対戦たいせんです。
身体しんたい能力のうりょくの高たかい選手せんしゅがそろうマリに対にたいしてもパラグアイ戦せんのように「組織そしき力りょく」を生いかしたプレーができるかどうかが勝敗しょうはいをわけることになりそうです。

五輪ごりん史上しじょう初はつパリ五輪ごりんサッカー男子だんし予選よせんに山下やましたさんら女性じょせい審判しんぱん員いん

24日にちに行おこなわれるパリオリンピック、サッカー男子だんしの予選よせんリーグ最初さいしょの試合しあいの審判しんぱん員いんが発表はっぴょうされ、山下やました良美よしみさんなど日本にっぽんの3人にんの審判しんぱん員いんがエジプトとドミニカ共和国どみにかきょうわこくの試合しあいを担当たんとうすることになりました。日本にっぽんサッカー協会きょうかいによりますと、女性じょせいの審判しんぱん員いんが男子だんしの試合しあいを担当たんとうするのは、オリンピック史上しじょう、初はじめてだということです。

FIFA＝国際こくさいサッカー連盟れんめいは、パリオリンピックサッカー男子だんしの予選よせんリーグ初戦しょせんの審判しんぱん員いんを発表はっぴょうしました。

このうち、24日にちに行おこなわれる予選よせんリーググループCのエジプト対たいドミニカ共和国どみにかきょうわこくの試合しあいでは、日本にっぽんの山下やました良美よしみさんが主審しゅしんを、坊ぼう薗その真琴まことさん、手代木てしろぎ直美なおみさんの2人にんが、それぞれ副審ふくしんを務つとめることになりました。

日本にっぽんサッカー協会きょうかいによりますと、オリンピックのサッカー男子だんしの試合しあいを女性じょせい審判しんぱん員いんが担当たんとうするのは史上しじょう初はつだということです。

このうち山下やましたさんは、おととしのワールドカップカタール大会たいかいでも、初はじめての女性じょせいの審判しんぱん員いんの1人にんとして選えらばれて、1次じリーグで主審しゅしんの判定はんていの支援しえんなどをする第だい4の審判しんぱん員いんなどを務つとめました。

山下やましたさんは、7月つき13日にちに女子じょしの日本にっぽん代表だいひょう「なでしこジャパン」の強化きょうか試合しあいが行おこなわれた金沢かなざわ市しで取材しゅざいに応おうじた際さいには「サッカーに関かかわってくださったすべての方ほうへの感謝かんしゃの気持きもちを、フィールド上じょうで表現ひょうげんできるように頑張がんばりたい」などと話はなしていました。

7人にん制せいラグビー男子だんし予選よせん初戦しょせんはNZに敗やぶれる

パリオリンピックは開会かいかい式しきに先立さきだって7人にん制せいラグビーの予選よせんリーグが始はじまり、男子だんしの日本にっぽん代表だいひょうは24日にち、初戦しょせんで東京とうきょう大会たいかい銀メダルぎんめだるのニュージーランドに12対たい40で敗やぶれました。

2016年ねんのリオデジャネイロ大会たいかいから採用さいようされた7人にん制せいラグビーは15人にん制せいと同おなじ大おおきさのグラウンドで行おこなわれ、広ひろいスペースを少すくない人数にんずうでカバーするため、よりスピーディーでダイナミックな展開てんかいが特徴とくちょうです。

開会かいかい式しきに先立さきだって24日にちから男子だんしの予選よせんリーグが始はじまり、日本にっぽん選手せんしゅ団だんの先陣せんじんを切きって日本にっぽんはグループAの初戦しょせんでニュージーランドと対戦たいせんしました。

試合しあいは開始かいし38秒びょうに東京とうきょう大会たいかい銀メダルぎんめだるのニュージーランドにトライを奪うばわれますが、日本にっぽんも前半ぜんはん3分ふんにケレビジョシュア選手せんしゅがキックで右みぎサイドのスペースに出だし、抜け出ぬけだした津つ岡おか翔太しょうた郎ろう選手せんしゅがトライを奪うばい、ゴールも決きまって7対たい7の同点どうてんに追おいつきました。

しかし、このあとはニュージーランドの一方いっぽう的てきな展開てんかいとなり、日本にっぽんは立て続たてつづけにトライを奪うばわれて7対たい26で試合しあいを折り返おりかえしました。

後半こうはんもニュージーランドが2つのトライを加くわえて引き離ひきはなし、日本にっぽんは試合しあい終了しゅうりょう間際まぎわに石田いしだ大河たいが選手せんしゅがこの試合しあい、チーム2つめのトライをとりましたが、12対たい40で敗やぶれました。

日本にっぽんは2016年ねんのリオデジャネイロ大会たいかいでは予選よせんリーグの初戦しょせんでニュージーランドに勝かち、勢いきおいに乗のって4位いと躍進やくしんしましたが、今こん大会たいかいは黒星くろぼしスタートとなりました。

7人にん制せいラグビー男子だんし予選よせんアイルランドにも敗やぶれ2連敗れんぱい

そして、およそ2時間じかん半はん後ごに行おこなわれた予選よせんリーグの第だい2戦せんではアイルランドに5対たい40で敗やぶれ、2連敗れんぱいとなりました。

日本にっぽんは序盤じょばんから高たかい位置いちで7人にん全員ぜんいんが相手あいてにプレッシャーをかけますが、アイルランドにディフェンスラインを突破とっぱされて開始かいし55秒びょうでトライを奪うばわれ、先制せんせいされます。

その後そのご、ゴールラインの手前てまえでマイボールのスクラムを得えましたが得点とくてんにつなげられず、逆ぎゃくに前半ぜんはん終了しゅうりょう間際まぎわにアイルランドにトライを許ゆるして0対たい14で試合しあいを折り返おりかえしました。

日本にっぽんは後半こうはんもアイルランドにトライを4つ奪うばわれ、終了しゅうりょう間際まぎわに津つ岡おか翔太しょうた郎ろう選手せんしゅの2試合しあい連続れんぞくのトライだけにとどまり、5対たい40で敗やぶれました。

日本にっぽんは2連敗れんぱいで、25日にち、予選よせんリーグ最終さいしゅう戦せんで南アフリカみなみあふりかと対戦たいせんします。

予選よせんリーグ突破とっぱの条件じょうけんは？

12チームが出場しゅつじょうする7人にん制せいラグビーは4チームずつ3つのグループに分わかれて予選よせんリーグを戦たたかい、各かくグループの2位いまでに入はいったチームと各かくグループ3位いのうち成績せいせきが上位じょういの2チームの合あわせて8チームが決勝けっしょうトーナメントに進すすみます。

日本にっぽんが入はいるグループAは初日しょにちを終おえて2連勝れんしょうのニュージーランドが勝かち点てん6で1位い、同おなじく勝かち点てん6のアイルランドが総そう得点とくてん数すうの差さで2位いにつけました。

7人にん制せいラグビーは負まけても勝かち点てん1が入はいるため、2敗はいの南アフリカみなみあふりかと日本にっぽんはともに勝かち点てん2で並ならんでいますが、得失点とくしってん差さが南アフリカみなみあふりかのマイナス17点てんに対にたいして日本にっぽんはマイナス63点てんで、日本にっぽんがグループ最下位さいかいとなっています。

日本にっぽんは得失点とくしってん差さのマイナスが出場しゅつじょう12チームの中なかで最もっとも大おおきくなっていて、決勝けっしょうトーナメントに進出しんしゅつするためには予選よせんリーグ最終さいしゅう戦せんの南アフリカみなみあふりか戦せんで勝かつことが最低さいてい条件じょうけんになります。

サッカーなでしこジャパン予選よせんリーグ初戦しょせんへ調整ちょうせい

パリオリンピックに臨のぞむサッカー女子じょしの日本にっぽん代表だいひょう「なでしこジャパン」の選手せんしゅたちが25日にちの予選よせんリーグ初戦しょせんを前まえに調整ちょうせいし、司令しれい塔とうの長谷川はせがわ唯ゆい選手せんしゅが「このチームを応援おうえんしたいと思おもってもらえるようなプレーを見みせたい」と意気込いきごみを話はなしました。

パリオリンピックでサッカー女子じょしの日本にっぽん代表だいひょうは2012年ねんのロンドン大会たいかいでの銀メダルぎんめだるを上回うわまわる金メダルきんめだる獲得かくとくを目標もくひょうに掲かかげています。

世界せかいランキング7位いの日本にっぽんは24日にち、翌日よくじつに行おこなわれる世界せかい1位いのスペインとの予選よせんリーグ初戦しょせんを前まえに、試合しあいが行おこなわれるナント市内しないの練習れんしゅう施設しせつで試合しあい開始かいし時間じかんに合あわせて午後ごご5時じから調整ちょうせいしました。

報道陣ほうどうじんに公開こうかいされた冒頭ぼうとうの15分ふんでは司令しれい塔とうの長谷川はせがわ選手せんしゅや、去年きょねんのワールドカップのスペインとの試合しあいで2得点とくてんを決きめている宮澤みやざわひなた選手せんしゅなどが短みじかいダッシュなどを行おこなって汗あせを流ながしていました。

一方いっぽう、いずれも右足みぎあしを負傷ふしょうしているディフェンダーの北川きたがわひかる選手せんしゅとミッドフィルダーの林はやし穂みのる乃香こう選手せんしゅは別べつメニューで調整ちょうせいしていました。

長谷川はせがわ選手せんしゅ「攻撃こうげきから守備しゅびの切り替きりかえを意識いしきしてやりたい」

長谷川はせがわ唯ゆい選手せんしゅ

「相手あいてのスペインは個人こじん個人こじんの技術ぎじゅつが高たかく、味方みかたどうし、近ちかい距離きょり感かんでしっかりつないでくる。相手あいてにつながせないために攻撃こうげきから守備しゅびの切り替きりかえを意識いしきしてやりたい」

「注目ちゅうもくされる試合しあいになると思おもうのでこのチームを応援おうえんしたいと思おもってもらえるようなプレーを見みせたい」

宮澤みやざわ選手せんしゅ「隙ひまを突つくプレーできればいい」

去年きょねんのワールドカップスペイン戦せんで2得点とくてんの宮澤みやざわひなた選手せんしゅ

「個人こじん的てきにも走はしっている感かんじやボールを蹴ける感覚かんかくがとてもよくなっているし、チームとしても本当ほんとうにいい雰囲気ふんいきで練習れんしゅうできているので、あしたはやってきたことをぶつけるだけだと思おもう」

「相手あいてがどういう形かたちで守まもってきているのかや立たち位置いちをしっかりと見みて隙ひまを突つくプレーができればいいと思おもう。自分じぶんがマークされるということは、ほかの選手せんしゅが空すくということでもあるので、試合しあい中ちゅうに相手あいてを見みながら一番いちばんいい選択肢せんたくしを選えらんでプレーしたい」

池田いけだ監督かんとく「いい準備じゅんびができた」

なでしこジャパン池田いけだ太ふとし監督かんとく

「計画けいかくしてきたメニューをしっかり消化しょうかできたし初戦しょせんに向むけてしっかりといい準備じゅんびができたと思おもう」

「相手あいては国くにとしてのやり方やりかたを確立かくりつしているし経験けいけん豊富ほうふなチームなので、もちろん簡単かんたんな試合しあいではない。相手あいての出方でかたも試合しあいが始はじまってみないとわからない部分ぶぶんもあるが、始はじまってから相手あいての戦たたかい方かたに対応たいおうできる準備じゅんびをしてきたので、これまで積み上つみあげてきたものをあすの試合しあいにすべてぶつけたいと思おもう」

日本にっぽんとスペインの試合しあいは25日にち午後ごご5時じから行おこなわれます。

《海外かいがい勢ぜいの試合しあい結果けっかなど》

サッカー男子だんしアルゼンチン得点とくてん取り消とりけしで敗北はいぼく

24日にちに行おこなわれたパリオリンピックのサッカー男子だんし、予選よせんリーグのアルゼンチンとモロッコの試合しあいはアルゼンチンが後半こうはんのアディショナルタイムに同点どうてんゴールをあげた直後ちょくご、およそ2時間じかんにわたって中断ちゅうだんし、再開さいかい後ごに得点とくてんが取り消とりけされる異例いれいの展開てんかいとなりました。試合しあいはそのまま終了しゅうりょうし、アルゼンチンは1対たい2で敗やぶれました。

パリオリンピックのサッカー男子だんしの予選よせんリーグは24日にちから始はじまり、グループBではアルゼンチンとモロッコが対戦たいせんしました。

試合しあいは後半こうはんのアディショナルタイムに、1対たい2でリードされていたアルゼンチンのミッドフィルダーの選手せんしゅがクロスバーに当あたったボールを押し込おしこみ、アルゼンチンがいったんは同点どうてんに追おいついたかと思おもわれましたが直後ちょくごに試合しあいが中断ちゅうだんされました。

中断ちゅうだんしている間ま、複数ふくすうの観客かんきゃくがグラウンドに入り込はいりこみ、取り押とりおさえられる場面ばめんも見みられました。

その後そのご、会場かいじょうから観客かんきゃくが出でて行いった状態じょうたいで、中断ちゅうだんからおよそ2時間じかん後ごに試合しあいが再開さいかいされましたが、再開さいかい後ごすぐに審判しんぱんがVAR＝ビデオ・アシスタント・レフェリーの結果けっか、アルゼンチンにオフサイドがあったとして得点とくてんを取り消とりけしました。

アルゼンチンが劇的げきてきな展開てんかいで同点どうてんに追おいついたと思おもわれましたが混乱こんらんのあとにおよそ2時間じかんがたってから得点とくてんが取り消とりけされる異例いれいの展開てんかいをたどり、アルゼンチンは1対たい2で敗やぶれました。

フランス地元じもと紙し「現実げんじつとは思おもえない」

フランスの有力ゆうりょくなスポーツ新聞しんぶんはインターネットの記事きじで「アルゼンチンの同点どうてんゴール、1時間じかん50分ぶんの混乱こんらんの末すえに取り消とりけし。モロッコが勝利しょうり」という見出みだしで取り上とりあげています。

見出みだしに続つづいて「サンテティエンヌで開催かいさいされたオリンピックの初戦しょせんは現実げんじつとは思おもえないようなシナリオだった。アルゼンチンはモロッコを相手あいてに引き分ひきわけに持ち込もちこんだと思おもった。スタンドからボトルやコップが投げ込なげこまれ、混乱こんらんのなかでアルゼンチンベンチの近ちかくに爆竹ばくちくが投げ込なげこまれ、主審しゅしんは選手せんしゅ全員ぜんいんを控え室ひかえしつに戻もどした。スタジアムは空からっぽになり、1時間じかん50分ぶんの混乱こんらんの後のち、主審しゅしんは試合しあいを再開さいかいし、その後そのご、アルゼンチンのゴールを無効むこうとした。最終さいしゅう的てきにはモロッコが非ひ現実げんじつ的てきな雰囲気ふんいきのなかで勝利しょうりを手てにした」などと報ほうじています。

サッカー男子だんし初はつ出場しゅつじょうのウクライナ代表だいひょうが初戦しょせんに臨のぞむ

サッカー男子だんしのウクライナ代表だいひょうはヨーロッパ予選よせんで強豪きょうごうフランスに勝かつなどしてオリンピック初はつ出場しゅつじょうを果はたし、24日にち、フランス東部とうぶのリヨンでイラクとの初戦しょせんに臨のぞみました。

ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづき、連日れんじつ多おおくの国民こくみんが犠牲ぎせいとなる中なか、ウクライナの選手せんしゅたちは試合しあい前まえ、祖国そこくの国旗こっきを身みにまとって国歌こっかを歌うたい、連帯れんたいを示しめしていました。

試合しあいは両りょうチーム無む得点とくてんで迎むかえた後半こうはん8分ふん、ウクライナのルブチンスキー選手せんしゅがフリーキックからのこぼれ球だまにいち早いちはやく反応はんのうし、先制せんせいに成功せいこうしました。

しかしその3分ふん後ご、イラクにペナルティーキックで同点どうてんとされると、後半こうはん20分ふんにはミドルシュートを決きめられ、逆転ぎゃくてんされました。

ウクライナは試合しあいを通をつうじてイラクの2倍ばい以上いじょうにあたる11本ほんのシュートを打うつなど、最後さいごまでゴールに迫せまりましたが、このまま1対たい2で敗やぶれ、初戦しょせんを勝利しょうりで飾かざることはできませんでした。

それでもウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうはこの日ひ、SNSに公開こうかいした動画どうがで「戦争せんそうとロシアによる恐怖きょうふの中なか、オリンピックに向むけて準備じゅんびし大会たいかいに参加さんかしていることは重要じゅうような成果せいかだ。ウクライナの人ひとたちがなるべく普通ふつうの生活せいかつを送おくれるよう、力ちからを尽つくしてくれる全員ぜんいんに感謝かんしゃする」と述のべ、困難こんなんな状況じょうきょうにもかかわらず大会たいかいに臨のぞんでいる選手せんしゅたちをたたえました。

ウクライナのサッカー男子だんし代表だいひょうは今月こんげつ27日にちにモロッコ、30日にちにアルゼンチンと対戦たいせんし、オリンピック初はつ勝利しょうりを目指めざします。

キーウでパブリックビューイング一時いちじ停電ていでんも

ウクライナの首都しゅとキーウの公園こうえんの中なかに設もうけられたパブリックビューイングの会場かいじょうには多おおくの市民しみんが訪おとずれました。

試合しあいの直前ちょくぜん、ウクライナの国歌こっかが流ながれると、会場かいじょうにいた人ひとたちは一斉いっせいに立ち上たちあがり、胸むねに手てを当あてたり歌うたったりしながら国くにの代表だいひょうにエールを送おくっていました。

試合しあいが始はじまると、訪おとずれた人ひとたちは選手せんしゅたちのプレーを見守みまもっていましたが、開始かいしから10分ふんほどたったとき、停電ていでんが起おきて画面がめんが真っ暗まっくらになりました。

キーウ市内しないでは、ロシアによるインフラ攻撃こうげきなどの影響えいきょうでたびたび停電ていでんが起おきていて、会場かいじょうでは、発電はつでん機きによって数すう分ふん後ごに映像えいぞうが再ふたたび流ながれました。

試合しあいは後半こうはん、ウクライナが先制せんせい点てんをあげると会場かいじょうでは一気いっきに歓声かんせいが上あがり、立ち上たちあがったり拍手はくしゅをしたりして喜よろこんでいました。

試合しあいはその後そのご、イラクに2点てんが入はいり、ウクライナ側がわはゴールに近ちかづく惜おしい場面ばめんが続つづきましたが、なかなか得点とくてんを決きめられず落胆らくたんの声こえも上あがっていました。

結局けっきょく、ウクライナは敗やぶれましたが、会場かいじょうで観戦かんせんした24歳さいの女性じょせいは「私わたしたちには希望きぼうと、勝利しょうりを望のぞむ強つよい気持きもちがあります」と次つぎの試合しあいに希望きぼうを託たくしていました。

また、男性だんせいは「選手せんしゅたちはオリンピックで多おおくのメダルを獲得かくとくして強つよさを見みせ、私わたしたちや兵士へいしたち、そして国くにを幸しあわせにするでしょう」と話はなし、選手せんしゅたちの活躍かつやくによってロシアと戦たたかうウクライナに勇気ゆうきを与あたえてほしいと期待きたいを込こめていました。

冬ふゆの五輪ごりん・パラ開催かいさい地ち 2030年ねんフランス 2034年ねんアメリカに決定けってい

IOC＝国際こくさいオリンピック委員いいん会かいは24日にち、パリで行おこなわれている総会そうかいで、今後こんごの冬ふゆのオリンピック・パラリンピックの開催かいさい都市としについて、2030年ねん大会たいかいはフランスのアルプス地域ちいき、34年ねん大会たいかいはアメリカのソルトレークシティーとすることを決きめました。冬ふゆの大会たいかいについて2大会たいかいが同時どうじに決定けっていされるのは初はじめてです。

IOCは24日にち、パリで行おこなわれている総会そうかいの2日にち目めで、今後こんごのオリンピック・パラリンピックの開催かいさい都市としについて、候補こうほ地ちとして一いち本ほん化かされていた2030年ねん大会たいかいのフランスのアルプス地域ちいき、34年ねん大会たいかいのアメリカのソルトレークシティーについて審議しんぎと投票とうひょうを行おこないました。

30年ねん大会たいかいのフランスのアルプス地域ちいきについては、政府せいふからの財政ざいせい保証ほしょうが得えられていないことからIOCが設定せっていする期限きげんまでに財政ざいせい保証ほしょうを確約かくやくすることなどの条件じょうけん付つきとなりましたが、95票ひょうのうち84票ひょうを獲得かくとくし、開催かいさい地ちに決定けっていしました。

投票とうひょうのあとフランスのマクロン大統領だいとうりょうは「大会たいかいの開催かいさいに向むけて信頼しんらいしてもらえたことに感謝かんしゃしたい。2030年ねんまで計画けいかくの改善かいぜんを続つづけていく」とあいさつしました。

また、34年ねん大会たいかいのアメリカのソルトレークシティーは95票ひょうのうち83票ひょうを獲得かくとくし、2002年ねんの大会たいかい以来いらい、2回かい目めの開催かいさい地ちに決きまりました。

ソルトレークシティーが属ぞくするユタ州しゅうのコックス州しゅう知事ちじは「前回ぜんかいの大会たいかいは私わたしたちに特別とくべつなものを与あたえてくれた。今度こんどはお返おかえしがしたい。アメリカだけでなく世界せかい全体ぜんたいをスポーツで一ひとつにするために尽力じんりょくしたい」と喜よろこびを表現ひょうげんしました。

冬ふゆの大会たいかいについて2大会たいかいが同時どうじに決定けっていされるのは今回こんかいが初はじめてで、温暖おんだん化かの影響えいきょうで冬ふゆの競技きょうぎを安全あんぜんに開催かいさいできる都市としが減少げんしょう傾向けいこうにあることから早期そうきに開催かいさい地ちを確保かくほするねらいがあります。

2030年ねんと34年ねんの大会たいかいをめぐっては札幌さっぽろ市しが招致しょうちを目指めざしていましたが、3年ねん前まえの東京とうきょう大会たいかいの汚職おしょく・談合だんごう事件じけんなどの影響えいきょうで市民しみんの理解りかいが十分じゅうぶんでないことや、IOCが2大会たいかいの開催かいさい地ちを同時どうじに決きめる方針ほうしんを示しめしたことを受うけ、招致しょうちを事実じじつ上じょう、断念だんねんしていました。

パリ五輪ごりんサッカー男子だんし半田はんだ陸りくがけがで離脱りだつ内野うちの貴史たかしを招集しょうしゅう

パリオリンピックに出場しゅつじょうするサッカー男子だんしの日本にっぽん代表だいひょうで、ディフェンダーの半田はんだ陸りく選手せんしゅがけがのためチームを離脱りだつし、内野うちの貴史たかし選手せんしゅが新あらたに招集しょうしゅうされることになりました。

これは24日にち、日本にっぽんサッカー協会きょうかいが発表はっぴょうしました。

半田はんだ選手せんしゅのけがのためバックアップメンバーだった鈴木すずき海うみ音おん選手せんしゅが18人にんの代表だいひょうメンバーに入はいり、新あらたに内野ないや選手せんしゅをバックアップメンバーとして招集しょうしゅうするということです。

内野ないや選手せんしゅは千葉ちば県けん出身しゅっしんの23歳さい。

サイドバックの選手せんしゅで、ドイツ2部ぶリーグのデュッセルドルフでプレーしています。

パリオリンピックアジア最終さいしゅう予選よせんでは3試合しあいに出場しゅつじょうしました。

一方いっぽう、半田はんだ選手せんしゅは、22日にちのトレーニングで左足ひだりあしを負傷ふしょうし、予選よせんリーグ初戦しょせんのパラグアイ戦せんを控ひかえた23日にちの前日ぜんじつ練習れんしゅうはホテルで別べつメニューで調整ちょうせいしていましたが、本番ほんばん直前ちょくぜんでの離脱りだつとなりました。