【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（30日の動き） - Easy News

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる30日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

国連こくれん安保理あんぽり穀物こくもつ輸出ゆしゅつ合意ごういも輸出ゆしゅつ拠点きょてん攻撃こうげきのロシアを強つよく非難ひなん

小麦こむぎなどの輸出ゆしゅつの再開さいかいに向むけ合意ごういしたにもかかわらず、ロシアがウクライナの輸出ゆしゅつ拠点きょてんをミサイル攻撃こうげきしたことについて国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいでは、欧米おうべい各国かっこくが強つよく非難ひなんしたのに対にたいし、ロシアは、攻撃こうげきは合意ごういに反はんするものではないとして「今後こんごもウクライナ軍ぐんの施設しせつを破壊はかいし続つづける」と主張しゅちょうしました。

ロシアマリウポリの再建さいけん計画けいかくを一方いっぽう的てきに策定さくてい

ロシアのプーチン政権せいけんで、都市とし開発かいはつなどを担当たんとうするフスヌリン副ふく首相しゅしょうが、ウクライナ東部とうぶのマリウポリの再建さいけんに向むけた基本きほん計画けいかくを策定さくていし、29日にち、プーチン大統領だいとうりょうに報告ほうこくしました。

計画けいかくは、ロシア側がわが一方いっぽう的てきに策定さくていしたもので、激はげしい戦闘せんとうで破壊はかいされた、学校がっこうや病院びょういんなど90か所かしょを再建さいけんし、空港くうこうや鉄道てつどう駅えきは新あらたに建設けんせつするとしています。ロシアは、掌握しょうあくしたと主張しゅちょうする地域ちいきで、支配しはいの既成きせい事実じじつ化かを進すすめており、今回こんかいの計画けいかくに対にたいしてもウクライナ側がわの反発はんぱつが予想よそうされます。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう南部なんぶの港みなとで輸出ゆしゅつ再開さいかい準備じゅんびを視察しさつ

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、29日にち、黒海こっかいに面めんする南部なんぶのチョルノモルシク港こうを訪おとずれ穀物こくもつなどの輸出ゆしゅつ再開さいかいに向むけて、準備じゅんびが進すすめられる様子ようすを視察しさつしました。

そのうえで、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「われわれの輸出ゆしゅつの準備じゅんびは完了かんりょうし国連こくれんとトルコから受け入うけいれ準備じゅんびが整ととのったと連絡れんらくがありしだい、輸出ゆしゅつを開始かいしする」と述のべ、早期そうきの輸出ゆしゅつ再開さいかいに期待きたいを示しめしました。

また港みなとには、ウクライナに駐在ちゅうざいするアメリカやイギリスをはじめとする欧米おうべいの大使たいしなども訪おとずれ、ウクライナの大統領だいとうりょう府ふによりますと、各国かっこくの大使たいしらはゼレンスキー大統領だいとうりょうと国際こくさい的てきな支援しえんなどについて意見いけんを交かわしたということです。

イギリスのシモンズ大使たいしは「穀物こくもつの輸出ゆしゅつの合意ごういを確実かくじつなものにするために、ロシアがその役割やくわりを果はたすようイギリスも各国かっこくと同様どうように関心かんしんを払はらっていく」と述のべ、輸出ゆしゅつ再開さいかいに向むけロシアがウクライナなどと交かわした合意ごういが守まもられるか、各国かっこくとともに注視ちゅうししていく考かんがえを示しめしました。

輸出ゆしゅつ再開さいかいの最初さいしょの船ふね “出港しゅっこうは早はやくても31日にち以降いこう”

ウクライナ南部なんぶのチョルノモルシク港こうに停泊ていはくし、穀物こくもつなどの輸出ゆしゅつ再開さいかいの最初さいしょの船ふねになるとみられる貨物かもつ船せんの船長せんちょうが、29日にちにトルコの民放みんぽう「CNNトルコ」のオンライン・インタビューにこたえました。この中なかで船長せんちょうは「29日にちの朝あさから穀物こくもつを積つみ始はじめ、31日にちの日曜日にちようびに作業さぎょうが終おわる。その後そのご、船ふねはイスタンブールへ向むかう」と述のべ、出港しゅっこうは早はやくても31日にち以降いこうになるという見通みとおしを示しめしました。

また国連こくれんのハク副ふく報道ほうどう官かんは29日にちの定例ていれい会見かいけんで、穀物こくもつなどを積つんだ船ふねはウクライナ側がわからまだ出港しゅっこうしていないとしたうえで「最終さいしゅう的てきな目標もくひょうは船ふねの安全あんぜんを確保かくほすることだ。緊急きんきゅう事態じたいが起おきた場合ばあいの対応たいおうなどすべての手続てつづきが整ととのえば最初さいしょの船ふねが出港しゅっこうする」と説明せつめいし、具体ぐたい的てきな時期じきには言及げんきゅうしませんでしたが、安全あんぜん確保かくほなどの手続てつづきが終おわり次第しだい、穀物こくもつなどを積つんだ船ふねが近ちかく出港しゅっこうするという見方みかたを示しめしました。

ロシア「捕虜ほりょ収容しゅうよう施設しせつ攻撃こうげき受うけ40人にん死亡しぼう」と発表はっぴょう

ロシア国防省こくぼうしょうは29日にち、ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうの親しんロシア派はが支配しはいする地域ちいきにある捕虜ほりょの収容しゅうよう施設しせつが攻撃こうげきを受うけ、ウクライナ側がわの兵士へいしなどで捕虜ほりょとなっていた40人にんが死亡しぼうし、75人にんが負傷ふしょうしたと発表はっぴょうしました。

攻撃こうげきにはアメリカから供与きょうよされた高こう機動きどうロケット砲ほうシステム＝ハイマースが使つかわれたと一方いっぽう的てきに主張しゅちょうし「挑発ちょうはつだ」と批判ひはんしています。

これに対にたいし、ウクライナ軍ぐんの参謀さんぼう本部ほんぶは29日にち、フェイスブックで声明せいめいを発表はっぴょうし「ウクライナ軍ぐんは、周辺しゅうへんでミサイルを発射はっしゃしておらず、各国かっこくから支援しえんを受うけた精度せいどの高たかい武器ぶきは、ロシアの軍事ぐんじ目標もくひょうにだけ極きわめて正確せいかくな攻撃こうげきを行おこなっている」として、ロシア側がわの主張しゅちょうを全面ぜんめん的てきに否定ひていしました。

そのうえで「ロシアの占領せんりょう者しゃは、ウクライナが『戦争せんそう犯罪はんざい』をしたように見みせかけ、囚人しゅうじんの拷問ごうもんや処刑しょけいを隠かくそうとしている。ロシア側がわの一連いちれんの発言はつげんは全まったくのうそと挑発ちょうはつで、その責任せきにんはロシアにある」と強つよく非難ひなんしました。