先月行われた
衆議院東京15
区の
補欠選挙で、
政治団体「つばさの
党」の
代表ら3
人が、
ほかの
陣営の
演説を
妨害したとして
逮捕された
事件で、
団体の
複数の
支援者が
車の
運転役や
動画の
撮影役などを
担っていたことが
捜査関係者への
取材でわかりました。
警視庁は
選挙の
妨害行為に
関わった
人物の
特定を
進めています。
政治団体「つばさの党」の
▽幹事長で、選挙に立候補した根本良輔容疑者(29)や
▽代表の黒川敦彦容疑者(45)
それに
▽運動員の杉田勇人容疑者(39)の3人は、
衆議院東京15区の補欠選挙で、ほかの候補者が演説する前で拡声機を使ってどなるなど、演説が聴き取れないように妨害したとして、公職選挙法違反の疑いで逮捕され19日、検察庁に送られました。
これまでの捜査で、根本幹事長らは演説を妨害する同様の行為やほかの陣営の選挙カーを追い回すなどの行為を繰り返し、その様子をYouTubeなどで配信していたことがわかっています。
団体には確認されているだけでもおよそ10人の支援者がいて、このうち複数のメンバーが、車の運転役や動画の撮影役などを担っていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
こうした支援者の一部は、根本幹事長の住む住宅で集団生活をしていたということで、警視庁はほかの陣営への妨害行為をこの住宅を拠点に計画していた可能性もあるとみて、関わった人物の特定や活動の実態を調べています。