６０歳さいのミス・ブエノスアイレス、「美よしの認識にんしきは変化へんかしつつある」

アルゼンチンの美びの女王じょおう（６０）はミス・ユニバースへの挑戦ちょうせんを終おえたかもしれないが、自身じしんの異例いれいともいえる過程かていは社会しゃかいの認識にんしきにおける「変化へんかの第一歩だいいっぽ」だと語かたった。

アレハンドラ・ロドリゲスさんは４月がつ、ミス・ブエノスアイレスの栄冠えいかんに輝かがやき、ミス・ユニバースの運営団体うんえいだんたいが主催しゅさいするコンテストで初はつの６０代だいの優勝者ゆうしょうしゃとなったことで世界中せかいじゅうの注目ちゅうもくを浴あびた。

ロドリゲスさんは２５日にちにミス・アルゼンチンの座ざを手てにすることはできず、ミス・ユニバースコンテストで国くにを代表だいひょうする権利けんりを得えることはできなかったが、「ベスト・フェース」部門ぶもんで優勝ゆうしょう。美よしの捉捉え方かたの変化へんかの始はじまりを示しめしたとして自身じしんの大躍進だいやくしんを祝いわった。

弁護士べんごしでありジャーナリストでもあるロドリゲスさんはコンテスト終了後しゅうりょうご、ＣＮＮエスパニョールに「これは訪おとずれつつある変化へんかの第一歩だいいっぽだ」と話はなした。

ロドリゲスさんは「これ（自分じぶんの参加さんか）が、（変化へんかの）前後ぜんごを示しめすものであることを願ねがいっている。外見的がいけんてきな美よししさは常つねに重視じゅうしされると思おもうし、美うつくしい女性じょせいを選えらぶことが間違まちがっているとは思おもわないが、美よしの概念がいねんはもっと広ひろがる必要ひつようがあるだろう」と語かたった。

ロドリゲスさんの参加さんかは、ミス・ユニバースの運営団体うんえいだんたいが年齢ねんれいに関かんする規則きそくを変更へんこうしたことで初はじめて可能かのうになった。

出場者しゅつじょうしゃは２０２３年ねんまで、出場しゅつじょうする年ねんの１月がつ１日時点ついたちじてんで１８～２８歳さいでなければならなかった。２０２４年ねんからは年齢ねんれいに上限じょうげんは設もうけられていない。

ロドリゲスさんは「これは前向まえむきな変化へんかで、他ほかの変化へんかと同おなじように少すこしずつだと思おもう」と話はなし、最初さいしょの一人ひとりになる機会きかいを得えられたことに感謝かんしゃしていると付つけ加くわえた。

年齢制限ねんれいせいげんの廃止はいしは２０２３年ねんにミス・ユニバースコンテストが近代化きんだいかを目指めざして導入どうにゅうした一連いちれんのルール変更へんこうの一ひとつに過すぎない。

７０年以上ねんいじょうに及およぶ歴史れきしの中なかで初はじめて既婚者きこんしゃや離婚経験者りこんけいけんしゃのほか、出産経験者しゅっさんけいけんしゃや妊婦にんぷの参加さんかも認みとめられるようになった。

ロドリゲスさんは「４０歳さいの女性じょせいも、３７歳さいの女性じょせいも参加さんかしていた。許容範囲きょようはんいはすでに広ひろがっているようだ」「母親ははおやである女性じょせいもいた。以前いぜんのミス・ユニバースでは考かんがえられなかったようなことだ」と語かたる。

ロドリゲスさんは自身じしんが国くにを代表だいひょうする栄誉えいよには届とどかなかったとしても、美うつくしさ、年齢ねんれい、体形たいけい、体重たいじゅうに関かんする固定観念こていかんねんは徐じょ々に変かわりつつあると話はなしした。

２５日にちの優勝者ゆうしょうしゃはマガリ・ベネジャムさん（２９）。以前いぜんのルールでは年齢ねんれいが上限じょうげんを超こえており、出場しゅつじょうはかなわなかった。