小型のベルトコンベヤーの
輸入に
見せかけて、
部品の
中に
覚醒剤およそ15
キロ末端価格で9
億4000
万円相当を
隠して
密輸したとして、
警視庁と
厚生労働省の
麻薬取締部などの
合同捜査本部が
暴力団幹部ら6
人を
逮捕したことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。メキシコの
麻薬カルテルが
関わっている
疑いも
あるとみて、
入手ルート
などを
調べています。
逮捕されたのは、指定暴力団・住吉会系の暴力団幹部、倉持幹男容疑者(76)や、無職の薄井学容疑者(49)ら合わせて6人です。
捜査関係者によりますと、6人は、去年6月、覚醒剤およそ15キロ、末端の密売価格で9億4000万円相当を、メキシコから成田空港に営利目的で密輸したとして、覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。
容疑者らは、運搬作業などに使われる小型のベルトコンベヤーのローラー部分の隙間に覚醒剤を隠していましたが、税関の検査で見つかり、警視庁などが捜査を進めていました。
小型の機械や重機などに違法薬物を隠して密輸するケースは増えているということで警視庁などは、メキシコの麻薬カルテルが関わっている疑いもあるとみて入手ルートなどを調べています。