24
日のニューヨーク
外国為替市場では
円安が
一段と加速し、
円相場は
一時、1ドル=155
円37
銭まで
値下がりして1990
年6
月以来、
およそ34
年ぶりの
円安ドル
高水準となりました。
24日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカ経済が堅調でFRB=連邦準備制度理事会の利下げが遅れるとの見方が広がっていることを背景に日米の金利差が意識され、円を売ってドルを買う動きが一段と強まりました。
円相場は一時、1ドル=155円37銭まで値下がりして、1990年6月以来、およそ34年ぶりの円安ドル高水準となりました。
25日からは日銀の金融政策決定会合が開かれ、市場では政策変更はないだろうとの観測が出る一方、ことしはじめにはアメリカのFRBが3月にも利下げするとの観測が出ていましたが、その観測が大幅に後退しており、ドルに資金が集まりやすい状況となっています。
市場関係者は「政府・日銀による市場介入への警戒感は一定程度あるものの、金利差に着目した取り引きが優勢になっている。投機筋なども加わってさらなる円売りをしかける動きも出ているとみられ、円安に勢いがついている状況だ」と話しています。