文部科学省の研究所は、物理学など科学の22の分野の世界の論文を調べました。論文が引用されることが多いと、いい研究を行ったと考えられています。
2020年までの3年の論文で、それぞれの分野で多く引用されたのは、日本が平均で3780本でした。2019年までの3年より少し増えましたが、10番から12番に下がって、韓国などより低くなりました。1981年に調べ始めてから、初めて10番以内になることができませんでした。
文部科学省によると、大学での研究のお金が増えていないことが原因の1つです。そして、専門の研究をして博士になった人が少なくなっています。
専門家は「博士になっても、日本ではあまり仕事がありません。この問題をどうしたらいいか、しっかり考える必要があります」と話しています。