茨城県高萩市の
中学3年生が
自殺した
問題で
7日、
生徒が
通っていた
中学校で
臨時の
全校集会が
開かれ、
亡くなった
生徒に
黙とうをささげました。
生徒は
部活動の
顧問から
不適切な
指導を
受けていたという
内容の
文書を
残していて、
市の
教育委員会が
自殺に
至ったいきさつを
調べています。
先月30
日、
高萩市の
中学校に
通う3年生の
女子生徒が
自宅で
自殺していたことを
6日、
市の
教育委員会が
会見を
開いて
明らかにしました。
それによりますと、自殺した生徒は所属していた卓球部の顧問の男性教師から「殺すぞ」とか「殴るぞ」といった暴言を浴びせられるなど不適切な指導を受けていたという内容の手書きの文書を残していたということです。
生徒が通っていた中学校では7日、臨時の全校集会が開かれ、校長は生徒の自殺について伝えたうえで、「悲しみを乗り越えて、学校生活を充実させてほしい」などと話したということです。
そして教職員と全校生徒が全員で亡くなった生徒に黙とうをささげ、涙を流す生徒もいたということです。
高萩市教育委員会の大内富夫教育長は「スクールカウンセラーを常時配置するなどして、生徒や教職員の心のケアに努めていきたい」と話しています。
一方、関係者によりますと、7日は亡くなった生徒の告別式が近親者などで行われたということです。
市の教育委員会は近く第三者委員会を設置して、自殺に至った詳しいいきさつを調べることにしています。