子どもへの虐待をなくすための法律ができて、親が子どもを教育するために、たたいたり蹴ったりする体罰を禁止することになりました。
最近、親に虐待された子どもを児童相談所が守ることができなくて、子どもが亡くなる事件が続いています。このため、法律では児童相談所の力を強くしました。医者や保健師が児童相談所で意見を言ったり相談を聞いたりするようにしました。児童相談所は、相談する弁護士を決めておかなければなりません。
法律では虐待をした親に専門家が子どもの育て方を教えたり、子どもを守る仕事をする専門の職員を増やしたりすることも決まりました。
日本に前からある法律では、親には子どもを叱る権利があると決めています。このため、虐待したときに叱っていただけだと言う親がいます。新しい法律では、親の叱る権利をなくしたり変えたりすることも話し合うと決めています。