電通グループのマイデータ・インテリジェンス(東京都港区)は3日、個人から購買履歴などのデータを預かり、企業に提供する「情報銀行」のサービスを開始したと発表しました。同社によると、国内で情報銀行の商用サービスが行われるのは初です。スマートフォンのアプリで情報提供先の企業を選び、対価として企業からお金やサービスを受け取ることができます。
マイデータの情報銀行はスマホの情報管理アプリを使います。個人はまず、商品の購買履歴や家計収支、連絡先、健康状態など最大250項目のデータを預けます。データを集めたい企業が利用目的やデータの種類をアプリ上で明示します。個人は案件ごとに提供するかどうかを決めます。データを提供するごとに報酬としてお金やサービスなどの対価が支払われる仕組みです。