台風19
号の
大雨で
福島県矢祭町の
山に
囲まれた
集落では、
外につながる
唯一の
橋が
川の
増水で
崩落し、
住民30
人が
孤立状態になっています。
孤立状態になっているのは
矢祭町内川に
ある高地原地区の
集落です。
この地区は周囲を山に囲まれ、外に出るためには久慈川に架かる幅5メートル長さ84メートルの高地原橋を渡る必要がありますが、12日に川の増水により崩落しました。
このため集落に住む0歳の赤ちゃんからお年寄りまでの11世帯30人が孤立状態となっています。
町によりますと電気や電話は使用できていますが、橋には水道管も通っていたため水道は使えなくなっています。
プロパンガスが無くなればガスも使えなくなり、集落にある井戸は大雨の影響で水は濁っているということです。
崩落した橋の脇にはJR水郡線の鉄橋があり、台風の影響で運転再開のめどがたっていないことから、町では住民が鉄橋を歩いて渡ることができるようJR東日本水戸支社に要請していますが、回答はなく、緊急で利用を続けているということです。
高地原集落の30代の男性は「水道が使えず困っています。唯一の生活道路なので、仮設の橋を早く作ってほしいです」と話していました。