“地盤隆起の場所など保存し防災教育に” 専門家が提言金沢 - Easy News

能登のと半島はんとう地震じしんの調査ちょうさや支援しえん活動かつどうに取り組とりくむ専門せんもん家かによる報告ほうこく会かいが21日にち金沢かなざわ市しで開ひらかれ、地盤じばんが隆起りゅうきした場所ばしょなどを保存ほぞんし将来しょうらい的てきに防災ぼうさいをテーマにした教育きょういく活動かつどうにつなげていくことなどの提言ていげんが出だされました。

この報告ほうこく会かいは、地震じしんで被害ひがいを受うけた地域ちいきの課題かだいや今後こんごの復興ふっこうのあり方ありかたについて考かんがえるきっかけにしてもらおうと金沢かなざわ大学だいがくが開ひらきました。

この中なかで金沢かなざわ大学だいがくの青木あおき賢人けんじん准じゅん教授きょうじゅは東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの被災ひさい地ちでは被害ひがいを受うけた建物たてものを保存ほぞんしていることなどを例れいに挙あげて、奥おく能登のと地域ちいきでも地盤じばんが隆起りゅうきした港みなとや津波つなみの被害ひがいを受うけた住宅じゅうたく地ちでその痕跡こんせきを「震災しんさい遺構いこう」として保存ほぞんし、地震じしんによる影響えいきょうや教訓きょうくんを学まなぶ場ばとして活用かつようすることを提言ていげんしました。

その上うえで、将来しょうらい的てきにはそうした場所ばしょを巡めぐって防災ぼうさいについて考かんがえるツアーなどを開ひらくことで、交流こうりゅう人口じんこうの増加ぞうかにつながるのではないかと述のべました。

また、能登のと地方ちほうで文化財ぶんかざいの被災ひさい状況じょうきょうを調査ちょうさした金沢かなざわ大学だいがくの足立あだち拓朗たくろう教授きょうじゅは、最新さいしんの技術ぎじゅつを活用かつようして被災ひさいした文化財ぶんかざいをデジタルデータとして保存ほぞんしようとしていることなどを紹介しょうかいしました。