安定感のある演技と豊かな表現力が持ち味です。
8歳のときに浅田真央さんに憧れて競技を始め、ジュニアのグランプリファイナルに出場するなど、将来の活躍を期待されましたが、16歳のときに全身の関節に痛みが出る難病と診断され、一時、競技から離れました。
その後、競技に復帰して、2016年の全日本選手権では3位、2017年の四大陸選手権で優勝し、ピョンチャンオリンピックの代表入りも狙える位置につけていたものの、その年の全日本選手権は5位と結果を残せず、代表に選ばれませんでした。
その後、2019年から2020年にかけてのシーズンは体調不良のため休養しました。
再び競技に復帰したあとは「スケートができる喜びと感謝の思いを伝えたい」と北京オリンピックを目指しましたが、去年の全日本選手権は4位でまたもオリンピック代表には届きませんでした。
それでも、安定感のある演技でことし1月に出場した四大陸選手権は自己ベストを更新して5年ぶりの優勝。
そして、今シーズンはグランプリシリーズのイギリス大会でシリーズ初優勝を果たすなど、国際大会での実績を積み上げてきました。
月、イタリアで行われるグランプリファイナルの出場選手が決まりました。 このうち日本選手は男子シングルが ▽カナダ大会とNHK杯で優勝した宇野昌磨選手、 ▽アメリカ大会とカナダ大会で2位の三浦佳生選手、 ▽フランス大会とNHK杯で2位の山本草太選手、 ▽イギリス大会3位、フィンランド大会2位の佐藤駿選手の合わせて4人です。 三浦選手、山本選手、佐藤選手はいずれも初出場です。 女子シングルは ▽イギリス大会とフィンランド大会で優勝した三原舞依選手、 ▽アメリカ大会で優勝し、NHK杯2位の坂本花織選手、 ▽カナダ大会で優勝し、NHK杯5位の渡辺倫果選手の合わせて3人の出場が決まりました。 三原選手と渡辺選手は初出場です。 またペアではカナダ大会とNHK杯で優勝した三浦璃来選手と木原龍一選手が初出場を決めました。 グランプリファイナルは新型コロナの影響で2年連続で中止となっていて、ことしは3年ぶりに来月8日からイタリアで開催されます。
グランプリファイナル出場選手決まる