ベルギーの警察は27日、サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会のベルギー対モロッコの試合後に発生した暴動に対応し、数十人を拘束しました。試合は0―2でモロッコが勝利していました。
ブリュッセル警察はCNNへの声明で「午後3時22分前後、顔を覆った数十人が治安要員と争う姿勢を見せ、公共の安全を危険にさらした」と述べました。
ロイター通信によると、ブリュッセルの全域で複数の暴動が発生しました。数十人のサッカーファンが機動隊と衝突し、車や電動スクーターに火をつけるなどしました。暴徒の一部はモロッコの国旗を身にまとっていました。
警察は直ちに放水車と催涙ガスを使用しての介入を決定したと説明しました。午後7時前後に事態は沈静化しましたが、引き続き予防的な巡回を懸念の残る地域で実施していると述べました。