国際宇宙ステーションでの
長期滞在を
終えて、
先月地球に
帰還した
宇宙飛行士の
若田光一さんが
滞在先のアメリカから
会見し、
今回で5
回目となった
宇宙飛行について「
これまでのミッションで
最もトラブルが
多かったが、
チームワークで
乗り切った」と
振り返りました。
宇宙飛行士の若田光一さんは、去年10月から国際宇宙ステーションに滞在し、自身初の船外活動や、今後の月や火星探査を見据えたさまざまな実験に取り組み、先月、民間の宇宙船で地球に戻りました。
若田さんは帰還後、療養のためアメリカに滞在していて、日本時間の5日、テキサス州のジョンソン宇宙センターで会見しました。
若田さんは日本人最多となる5回目の宇宙飛行を振り返り「ソユーズ宇宙船の冷却システムのリークなど、これまでで最もトラブルが多かったが、世界各国と協力して乗り切り、チームワークの力強さを感じたミッションだった」と話しました。
また、今後の有人宇宙探査について若田さんは「これまで獲得してきた技術や人材を生かして、日本がより主体的な役割を果たしていけるよう、尽力していきたい」と抱負を述べました。
このほか、日本の宇宙飛行士候補者に新たに選ばれた米田あゆさんと諏訪理さんについては「すばらしい資質を持つ2人で、世界の有人宇宙活動の最先端を学んで、みずからの能力を高めてほしい」と期待を寄せていました。