オーストラリアの放送局、スカイニュース・オーストラリアは10日、中国系動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を通じたコンテンツの配信を打ち切ると発表しました。安全保障上の懸念を理由に挙げました。同様の懸念からこれまで複数の西側諸国の政府が、当局者の端末でのTikTok使用を禁止しています。
同日スカイニュース・オーストラリアのウェブサイトに公開された記事の中で、デジタルエディターを務めるジャック・ホートン氏は安全保障上のリスクに言及しました。「中国政府の支配下にあるプラットフォーム」がもたらすそうしたリスクは、「いかなる本格的なニュース発行者にとっても大きすぎる」との認識を示しました。
「TikTokはソーシャルメディアプラットフォームのふりをしたスパイネットワークであり、ジャーナリストや一般市民、政治家らのデータを違法に盗んでいることが証明されている」(ホートン氏)