欧州宇宙機関(ESA)の使用済み人工衛星「ERS―2」が、21日にも大気圏に突入する見通しとなりました。
ERS―2はESAや国際団体が監視を続けており、米東部時間の21日午前6時14分(日本時間同日午後8時14分)に大気圏突入が予想されていますが、15時間の時間のずれが見込まれます。ESAは公式サイトでも最新情報を提供しています。
太陽活動が予測できないことから、大気圏突入の正確な時刻は不明です。太陽は「太陽活動極大期」と呼ばれる11年の周期のピークに近付いて活動が活発化しています。
ESAによると、ERS―2の質量は、燃料が枯渇した状態で推定2294キログラムです。他の宇宙ゴミとほとんど変わらないということです。