侵攻から2年に合わせてゼレンスキー大統領は、ウクライナを訪れたイタリアのメローニ首相やEU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長などとともに、首都キーウ近郊のホストメリにある空港で国民向けに演説を行いました。
この空港は、侵攻当初に一時、ロシア軍に占拠され、ウクライナ側が奪還した場所でゼレンスキー大統領は冒頭「きょう私たちは象徴的な場所にいる。ここはプーチン大統領が最初の敗北を味わった場所だ」と述べました。
そして「ウクライナは、独立を諦めたことはない。世界は過ちを犯すことなくウクライナを支援している。私たちの友人、パートナー、そして世界に感謝したい」と述べました。
そのうえで、ゼレンスキー大統領は「ロシアの狂気はこの国を支配することはできない。ロシアの侵略者を倒しているすべての兵士を誇りに思っている」と強調し、「プーチンはここホストメリのように、あらゆる点において敗北しなければならない。それこそが平和を達成する唯一の手段だ」と訴えました。