【随時ずいじ更新こうしん】ロシア ウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（24日にちの動うごき）

この抗議こうぎ集会しゅうかいは、長崎ながさき県けんの被爆ひばく者しゃ団体だんたいの呼よびかけで開ひらかれ、被爆ひばく者しゃなどおよそ250人にんが参加さんかしました。参加さんか者しゃは、「ウクライナに平和へいわを」「ロシアは侵攻しんこうやめよ」などと書かかれたプラカードや横断幕おうだんまくを掲かかげてロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうに抗議こうぎしました。

続つづいて、「長崎ながさき県けん平和へいわ運動うんどうセンター被爆ひばく者しゃ連絡れんらく協議きょうぎ会かい」の川野かわの浩一こういち議長ぎちょうが「どれほど多おおくの人ひとたちの血ちが流ながれ命いのちが失うしなわれたことか。我が国わがくには世界せかい唯一ゆいいつの戦争せんそう被爆ひばく国こくだ。戦争せんそうも核かくもない平和へいわな世界せかいをつくろう」と訴うったえました。

そして、長崎ながさきに原爆げんばくがさく裂さくれつした午前ごぜん11時じ2分ふんに黙もくとうをささげました。

最後さいごに平和へいわへの祈いのりを込こめて声こえを合あわせてうたいました。

集会しゅうかいに参加さんかした「長崎ながさき原爆げんばく被災ひさい者しゃ協議きょうぎ会かい」の田中たなか重光しげみつ会長かいちょうは「世界せかい中ちゅうが悲かなしんでいる。77年ねん前まえの日本にっぽんの姿すがたを思い出おもいだす。ロシアは早はやくウクライナから兵へいを撤退てったいさせて戦争せんそうを終おわらせるべき」と話はなしていました。

文書ぶんしょでは「すべての国くにの主権しゅけんと独立どくりつ、領土りょうどの一体いったい性せいは保障ほしょうされなければならない」と強調きょうちょうしたうえで、冷戦れいせん思考しこうを捨すて、アジアとヨーロッパの平和へいわと安定あんていを守まもらなければならないとしています。

そして、すべての当事者とうじしゃが対立たいりつを激化げきかさせず、ロシアとウクライナが互たがいに歩み寄あゆみよることを支持しじし、直接ちょくせつ的てきな対話たいわをできるかぎり早はやく再開さいかいして全面ぜんめん的てきな停戦ていせんを実現じつげんするよう呼よびかけました。

また「対話たいわと交渉こうしょうがウクライナ危機ききを解決かいけつする唯一ゆいいつの実行じっこう可能かのうな方法ほうほうであり、国際こくさい社会しゃかいは話し合はなしあいを促うながすことを堅持けんじすべきだ」と主張しゅちょうしています。

このほか、核兵器かくへいきや化学かがく兵器へいきの使用しよう、原子力げんしりょく発電はつでん所しょなどの平和へいわ的てきな原子力げんしりょく施設しせつへの武力ぶりょく攻撃こうげきに反対はんたいするとしていて、核かく戦力せんりょくの使用しようも辞じさない姿勢しせいをみせているロシアのプーチン政権せいけんには改あらためて反対はんたいの立場たちばを示しめしました。

一方いっぽうで「一方いっぽう的てきな制裁せいさいや圧力あつりょくは問題もんだいを解決かいけつできないだけでなく新あらたな問題もんだいを生み出うみだす」として欧米おうべいなどから制裁せいさいを受うけるロシアに配慮はいりょする姿勢しせいも示しめしました。

このうち、ウクライナの隣国りんごくで多おおくの避難ひなん民みんを受け入うけいれているスロバキアのカーチェル外相がいしょうとの会談かいだんでは、ロシアへの制裁せいさいを効果こうか的てきに実施じっしするとともに、ウクライナの復興ふっこう支援しえんでも引き続ひきつづき協力きょうりょくしていくことで一致いっちしました。

一方いっぽう、ロシアとエネルギー面めんなどで関係かんけいが深ふかく友好ゆうこう関係かんけいにあるハンガリーのシーヤールトー外相がいしょうとの会談かいだんでは、国際こくさい社会しゃかいが結束けっそくして厳きびしい対ロたいろ制裁せいさいと強力きょうりょくなウクライナ支援しえんを継続けいぞくしていくことが重要じゅうようだという考かんがえを伝つたえました。

このほか、国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの今月こんげつの議長ぎちょう国こく、マルタのボルジュ外相がいしょうとの会談かいだんでは、ともに非ひ常任じょうにん理事りじ国こくを務つとめていることを踏ふまえ、機能きのう不全ふぜんが指摘してきされる安保理あんぽりの改革かいかくを含ふくめた国連こくれんの機能きのう強化きょうかに向むけて連携れんけいしていくことを確認かくにんしました。

声明せいめいは広島ひろしま県内けんないの7つの被爆ひばく者しゃ団体だんたいの連名れんめいで発表はっぴょうされ、広島ひろしま市内しないで開ひらいた記者きしゃ会見かいけんで読み上よみあげられました。

この中なかではロシアのプーチン大統領だいとうりょうに対にたいし、▼一方いっぽう的てきな武力ぶりょく攻撃こうげきや無む差別さべつの破壊はかいはどんな理由りゆうがあっても許ゆるされないとした上うえで、▼核かく戦力せんりょくを誇示こじし、アメリカとの核かく軍縮ぐんしゅく条約じょうやくの履行りこうを停止ていしすると表明ひょうめいしたことを批判ひはんし、かつてゴルバチョフ元もと大統領だいとうりょうが広島ひろしまを訪おとずれて「核かく戦争せんそうに勝者しょうしゃはない」と記帳きちょうしたことを引き合ひきあいに改あらためて核兵器かくへいきの廃絶はいぜつを訴うったえました。

また、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんに対にたいし、G7サミットの議長ぎちょう国こくとして核軍縮かくぐんしゅくの議論ぎろんに向むけた橋渡はしわたし役やくとして力ちからを発揮はっきするよう求もとめました。

広島ひろしま県けん被団協ひだんきょうの箕みの牧まき智之としゆき理事りじ長ちょうは「プーチン大統領だいとうりょうは核兵器かくへいきの使用しようもあると口くちにしているが、被害ひがいは一いち国こくだけにとどまらない。被爆ひばく者しゃはこの戦たたかいに終止符しゅうしふが打うたれることを願ねがっている」と訴うったえました。

もう1つの県けん被団協ひだんきょうの佐久間さくま邦彦くにひこ理事りじ長ちょうは「私わたしたちは『核かくを使つかうな』という運動うんどうを続つづけていくし、日本にっぽんが平和へいわの先頭せんとうに立たっていかなければならない」と述のべました。

▼ロシアや北朝鮮きたちょうせんなど7か国かこくが反対はんたい、

▼中国ちゅうごくやインドなど32か国かこくが棄権きけんし、

棄権きけんと無む投票とうひょうを除のぞく3分ぶんの2以上いじょうの賛成さんせいで決議けつぎが採択さいたくされました。

この1年間ねんかんに国連こくれん総会そうかいでロシアに対にたいする決議けつぎが採択さいたくされたのは6回かい目めで、賛成さんせいした国くにの数かずはこれまでで最もっとも多おおかった143か国かこくとほぼ同おなじで、ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうに対にたいする各国かっこくの批判ひはんを反映はんえいしたものとなりました。

一方いっぽうで、反対はんたいや棄権きけんなどに回まわりロシアへの配慮はいりょを示しめした国くにもおよそ50か国かこくにのぼり、国際こくさい社会しゃかいの分断ぶんだんも改あらためて浮き彫うきぼりにされました。

新しん紙幣しへいは20フリブニャ、日本にっぽん円えんでおよそ70円えんで、3人にんの兵士へいしがウクライナの国旗こっきを地面じめんに立たてる様子ようすが描えがかれています。

裏側うらがわには、テープで縛しばられた両手りょうてが描えがかれていて、戦争せんそう犯罪はんざいを行おこなったロシア兵へいを表現ひょうげんしているとみられます。

ウクライナ国立こくりつ銀行ぎんこうによりますと、紙幣しへいのデザインから製造せいぞうまでには8か月かげつ間かんかかったということです。

ウクライナ国立こくりつ銀行ぎんこうのアンドリー・ピシュニー総裁そうさいは「記念きねん紙幣しへいにはこの1年ねんの感情かんじょうや象徴しょうちょう的てきなものなどを描えがいている。人々ひとびとが紙幣しへいを見みることで、その重要じゅうよう性せいを理解りかいできる」と話はなしています。

ウクライナ国立こくりつ銀行ぎんこうは今後こんごも記念きねん紙幣しへいを発行はっこうし、戦争せんそうの歴史れきしを記録きろくしていくとしています。

エッフェル塔えっふぇるとうの周辺しゅうへんにいた観光かんこう客きゃくは、特別とくべつにライトアップされたエッフェル塔えっふぇるとうを写真しゃしんに収おさめていました。

アメリカから観光かんこうに訪おとずれた20代だいの女性じょせいは、「青あおと黄色きいろを見みてすぐにウクライナの国旗こっきの色いろだと気きづきました。ウクライナへの支援しえんが今後こんごも必要ひつようだと思おもいます」と話はなしていました。

オランダから娘むすめと観光かんこうに訪おとずれた60代だいの女性じょせいは、「ここから遠とおく離はなれていない場所ばしょでいまも戦争せんそうが起おきていることを呼び起よびおこす、よい取り組とりくみだと思おもいます」と話はなしていました。

20代だいの娘むすめは、「人間にんげんが他たの同おなじ人間にんげんをこうして痛いためつけていることが　理解りかいできません。この戦争せんそうには勝者しょうしゃはいないと思おもいます」と話はなしていました。

ライトアップは、26日にちまで行おこなわれるということです。