一日中、座りっぱなしだと、たとえ余暇に運動をしていたとしても心臓病のリスクが高くなる可能性があります――。そんな研究がこのほど明らかになりました。
報告書の主筆者である米マサチューセッツ州ボストンにあるブリガム・アンド・ウィメンズ病院のエジム・アジュフォ博士(心臓病)は「我々の調査結果は、体を動かしているかどうかにかかわらず、座りすぎを避けることの重要性を強調している」と述べました。
コロンビア大学医療センターのキース・ディアス准教授(行動医学)によれば、一般的に座りすぎが健康に良くないという理解はあるものの、正確なリスクや、何をもって座りすぎとするのかについての指針を理解するためには、より多くの研究が必要だということです。
今回の研究では、加速度計を1週間にわたり装着した約9万人のデータを調査しました。座って活動していた時間と、その後の脳卒中や心臓発作、心不全などの診断とを比較しました。