アメリカのホワイトハウスは、
2回目の
米朝首脳会談の
前に
予定していた
日米韓3か国の
高官による
会議について、ベネズエラ
情勢の
対応にあたるためボルトン
大統領補佐官が
出席を
取りやめたことを
明らかにしました。
日米韓3か国は
来週開かれる
2回目の
米朝首脳会談を
前に、
谷内国家安全保障局長、
アメリカのボルトン
大統領補佐官、
韓国大統領府のチョン・ウィヨン(
鄭義溶)
国家安保室長が、
韓国南部のプサン(
釜山)で
会議を
開き、
非核化の
進め方などをめぐって
意見を
交わす予定でした。
しかしアメリカのホワイトハウスは22日、ボルトン大統領補佐官がベネズエラ情勢の対応に専念するため、韓国行きを取りやめたことを明らかにしました。
ベネズエラでは独裁を続けるマドゥーロ大統領を中国やロシアが支持する一方、暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長をアメリカが支持するなど、政治的な混乱が続いていて、22日にはブラジルとの国境に近い南部のボリバル州で兵士が住民に発砲し、2人が死亡、20人以上がけがをする事態となっています。
日米外交筋によりますと、ボルトン補佐官は、現時点では米朝首脳会談には出席する予定だということです。