皇位継承に
向け、
政府は
式典委員会を
開き、ことし10
月22
日に
行う新天皇が
即位を
内外に
宣言する「
即位礼正殿の
儀」に、
日本が
国家として
承認している195
か国の
元首などを
招くことを
決めました。
政府は19
日、
総理大臣官邸で
皇位継承に
向けた
式典委員会を
開き、
憲政史上初めて来月30
日に
行う天皇陛下の
退位の
儀式「
退位礼正殿の
儀」や、
翌5月1日に
皇太子さまが
新天皇に
即位後最初に
臨まれる「
剣璽
等承継の
儀」
などで、
付き従う
皇族方の
立たれる
位置など
詳しい手順を
定めた「
細目」を
決めました。
また、ことし10月22日に行う新天皇が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」と、その日以降4回に分けて行う皇太子さまの即位に伴う祝宴「饗宴の儀」に、日本が国家として承認している195か国の元首などを招くことを決めました。
さらに、「即位礼正殿の儀」の翌日の23日に、海外の要人などをもてなすため総理大臣夫妻の主催で開く晩さん会の文化行事について、狂言師の野村萬斎さんに「総合アドバイザー」として助言を求めることも確認しました。
政府の担当者は「野村さんには、日本が誇る伝統芸能を外国の賓客にわかりやすく堪能してもらえるようお願いした。すでに有益なアドバイスをいただいている」としています。
首相「歴史的節目をつつがなく」
式典委員会の会合の最後に安倍総理大臣は「わが国の歴史的な節目をつつがなく迎えることができるよう準備に万全を期す。引き続き各式典が整然と行われるよう精力的に検討を進めていく」と述べました。