オウム真理教による
地下鉄サリン
事件の
発生から20
日で24
年です。
去年7月に
教団の
元幹部らの
死刑が
執行されてから
初めての
命日を
迎え、
東京の
地下鉄・
霞ケ関駅では
遺族などが
犠牲者を
追悼しました。
平成7年3月20日、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件では、都内を走る複数の地下鉄の路線に猛毒の神経ガスのサリンがまかれ、13人が死亡、およそ6300人が被害を受けました。
オウム真理教の一連の事件では、去年7月、元代表の麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚ら元幹部13人全員の死刑が執行されました。
地下鉄サリン事件から24年となる20日、現場の1つとなった東京・千代田区の霞ケ関駅では、発生時刻とほぼ同じ午前8時に駅の職員16人が黙とうをささげました。
構内に設けられた献花台には遺族や被害者が訪れ、花を供えて手を合わせ犠牲者をしのんでいました。
霞ケ関駅の助役だった夫を亡くし、毎年現場を訪れている高橋シズヱさんは「死刑が執行されてから初めての夫の命日で、今までとは違った気持ちできょうという日を迎えました。死刑執行後の半年間は、その重みを感じる日々でした。これからも事件や元死刑囚らのことについて思いをめぐらせ続けていくことになると思います」と話していました。