天皇てんのう陛下へいか 22日にちからの国賓こくひんとしてのイギリス親善しんぜん訪問ほうもんを前まえに会見かいけん

天皇てんのう陛下へいかは、国際こくさい親善しんぜんのため、皇后こうごうさまとともに今月こんげつ22日にちから8日間にちかんの日程にっていでイギリスを公式こうしき訪問ほうもんし、国賓こくひんとして歓迎かんげい行事ぎょうじなどに臨のぞむほか、かつておふたりが学まなんだオックスフォード大学だいがくを訪問ほうもんされる予定よていです。

天皇てんのう陛下へいかは記者きしゃ会見かいけんで、「令りょう和わ2年ねんに英国えいこくより御ご招待しょうたいを頂いただいたものの、新型しんがたコロナウイルスの世界せかい的てきな感染かんせん拡大かくだいにより延期えんきされていた私わたしたちの英国えいこく訪問ほうもんが、この度たび、改あらためて頂いただいた御ご招待しょうたいにより、実現じつげんの運はこびとなったことを大変たいへんうれしく思おもっております」と述のべられました。

また、「この間このかん、御ご招待しょうたいを頂いただいていたエリザベス2世せい女王じょおう陛下へいかが亡なくなられたことは本当ほんとうに残念ざんねんなことでした。御ご存命ぞんめい中ちゅうに伺うかがえなかったことが心残こころのこりです」と話はなされました。

そのうえで、「今回こんかいの訪問ほうもんを通をつうじて、我が国わがくにと英国えいこくとの間まに培つちかわれてきた交流こうりゅうの歴史れきしに思おもいをはせたいと思おもいます」と語かたられました。

さらに、20世紀せいきの両国りょうこく関係かんけいには困難こんなんな時期じきもあったが、現在げんざいの日にち英えい両国りょうこくは、経済けいざいや文化ぶんかなど幅広はばひろい分野ぶんやで緊密きんみつな協力きょうりょく関係かんけいがあり、王室おうしつと皇室こうしつの間までも多おおくの交流こうりゅうが積み重つみかさねられてきたとしたうえで、「長ながきにわたる日にち英えいの交流こうりゅうの積み重つみかさねを踏ふまえながら、今回こんかいの訪問ほうもんでは、チャールズ国王こくおう陛下へいか御ご夫妻ふさい始はじめ英国えいこく王室おうしつの方々かたがたと旧交きゅうこうを温あたためるとともに、在留ざいりゅう邦人ほうじんや日本にっぽんとゆかりのある英国えいこくの方々かたがたなどから、両国りょうこくの交流こうりゅうの歩あゆみなどについてお話おはなしを伺うかがい、我が国わがくにと英国えいこくの人々ひとびととの友好ゆうこう関係かんけいが更さらに深ふかまる機会きかいになればと思おもっております」と述のべられました。

そして、「チャールズ国王こくおう陛下へいかが、御ご病気びょうきの御ご治療ちりょう中ちゅうにもかかわらず、私わたしたちをお迎むかえくださることを大変たいへん有り難ありがたく思おもいます。また、キャサリン皇太子こうたいし妃ひ殿下でんかも御ご治療ちりょう中ちゅうにありながら、少すこしずつ御ご公務こうむにも復帰ふっきされると伺うかがいました。お二に方ぽうともいろいろと大変たいへんでいらっしゃると思おもいますが、御ご治療ちりょうが順調じゅんちょうに進すすみ、お早はやい御ご快復かいふくがお出来できになるようお祈おいのりしております」と話はなされました。

さらに、「私わたしたちにとって、英国えいこくは、それぞれ留学りゅうがく生活せいかつを送おくった思い出おもいでの地ちであることもあり、今回こんかいの訪問ほうもんを楽たのしみにしています」と述のべられました。