豊昇龍は今場所、優勝争いに加わっていましたが、26日に霧島との大関対決に敗れて10勝3敗となっていました。
師匠の立浪親方によりますと、この取組で、場所前から痛めていた右ひざの状態を悪化させたということで、27日朝は、足を地面につけることができない状態だったということです。
このため、都内の病院で検査を受けたところ、右ひざの内側側副じん帯の損傷でおよそ1週間の加療を要すると診断され、初場所14日目のきょうから休場することを決めたということです。
豊昇龍の休場は、去年の初場所以来、4回目です。
27日に対戦する予定だった横綱 照ノ冨士は不戦勝となり、2敗でトップを守ったまま28日の千秋楽を迎えます。
立浪親方は、豊昇龍が千秋楽に出場したいという意向を示したことを明らかにしたうえで、「『やめておけ』と言った。次もあるので無理はさせたくない。力を出せない相撲を取ったら、相手にもお客さんにも悪いことだ」と話していました。