オーストラリアを
訪問している
西村経済産業大臣は
経済関係の
閣僚らと
会談し、
エネルギー安全保障の
強化に
向け、
連携を
深めて
いくことを
確認しました。
日本とオーストラリアの企業関係者らが集まる会議が開かれるのにあわせオーストラリアを訪れている西村経済産業大臣は8日、ファレル貿易・観光相やボーエン気候変動・エネルギー相などと会談を行いました。
会談の冒頭、ファレル貿易相は「日本とはエネルギー安全保障、脱炭素、気候変動への対応など共通の関心事について話し合いたい。日本にとってわれわれは信頼できる安定した資源エネルギーの供給国になることができる」と述べました。
これに対して西村大臣は「オーストラリアは鉄鉱石、LNG、石炭の日本への最大の供給国であり、最も大切なパートナーだ。今後はさらに脱炭素に向けた取り組みでも連携していきたい」と述べ、エネルギー安全保障の強化に向け両国の連携を深めていくことを確認しました。
また会談で西村大臣は、オーストラリア政府が日本企業も関わる天然ガスの採掘事業などを対象に二酸化炭素の排出規制を強化したことについて、日本側の懸念や要望を伝え、制度設計などについて議論を続けていくことを確認したということです。