これまで
台風14
号は
対馬海峡付近で
温帯低気圧に
変わる予想でしたが、
台風のまま
九州北部をはじめとする
西日本に
近づき、17
日、
上陸するという
見込みに
変わりました。
見通しが変わった理由について気象庁は15日夜から予想以上に発達をしたためだとしていて、海水温の高さなどが影響した可能性があるとしています。
また、16日午前9時の段階で中心気圧は990ヘクトパスカル最大風速は25メートルとされていますが、さらに発達する可能性もあり場合によっては暴風域を伴うおそれもあるということです。
台風のまま接近することから通過する前後で雨や風が強まり、大雨となるおそれがあるほか、非常に強い風も吹く見込みです。
予報官「ふだん大雨にならない地域で雨が強まるおそれも」
気象庁予報課の
岸本賢司主任予報官は「
台風のまま
上陸することで
中心付近は
風が
強まったり
急激に
雨が
強まったりするおそれが
ある。
進路も
南に
進む予報に
変わり、
瀬戸内海や
近畿を
通過する
可能性もあるが、ふだん
大雨にならない
地域で
雨が
強まるほか、
高潮の
おそれもあるので、
注意・
警戒が
必要だ」と
呼びかけました。
そのうえで「台風の予想は現状難しく、さらに発達するおそれもある。交通機関への影響もあるので風の強さなど最新の情報を確認して欲しい。また、台風の東側には前線もあるため台風本体から離れたところでも大雨に警戒が必要だ」と話しています。