米投資家の間で中国の不動産コングロマリット、中国恒大集団の債務危機に対する警戒感が広がるなか、20日の米株式市場ではダウ工業株平均を含む幅広い指数や銘柄が大幅下落しました。
S&P500とナスダック総合指数は5月以来最悪、ダウは7月以来最悪の値動きとなりました。
株価は終日マイナス圏で推移し、ダウは一時970ドルあまり下げる場面もありました。
取引終了前にはやや値を戻したものの、ダウの終値は1.8%(614ドル)の下落となった。S&P500は1.7%、ナスダックは2.2%下げて取引を終えました。
恒大集団は3000億ドル(約33兆円)規模の債務への対応に苦慮しており、米ブルームバーグ通信によると、20日は一部の銀行融資の利払い予定日でした。金融情報会社リフィニティブによると、今週後半には社債2つの利払い(1億ドル超相当)も控えています。