菅総理大臣は、クアッドと
呼ばれる
アメリカ、オーストラリア、インドとの4
か国の
首脳会合に
出席するため23
日、アメリカに
向けて
出発します。
会合では
覇権主義的行動を
強める中国を
念頭に、
基本的価値を
共有する4
か国の
連携の
重要性を
確認したい
考えです。
菅総理大臣は対面では初めてとなるクアッド=日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による首脳会合に出席するため23日、アメリカの首都ワシントンに向けて出発します。
会合で菅総理大臣は中国が覇権主義的行動を強める中、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、基本的価値を共有する4か国の連携の重要性を確認したい考えです。
そして
▽途上国へのワクチンの公平な分配を含む新型コロナウイルス対策
▽高速・大容量の5Gや先端的なバイオ技術などの重要技術
それに
▽気候変動対策などについて
さらに協力を進めていくことで一致したい考えです。
また
▽イスラム主義勢力タリバンが再び権力を握ったアフガニスタンへの対応や
▽先の北朝鮮による弾道ミサイルの発射などをめぐっても意見を交わす方針です。
一方、菅総理大臣は滞在中、3か国の首脳と個別の会談を行う方向で調整していて、来月誕生する次の政権も強固な関係を維持できるよう経済や安全保障分野で一層の協力を確認したい考えです。