東北とうほくの日本海にほんかい側がわを中心ちゅうしんに北きた日本にっぽんではこのあとも雨あめが降り続ふりつづく見込みこみで、12日にちにかけて雷かみなりを伴ともない1時間じかんに50ミリ以上いじょうの非常ひじょうに激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。

11日にち夕方ゆうがたまでの24時間じかんに降ふる雨あめの量りょうは、いずれも多おおいところで

▽東北とうほく北部ほくぶで120ミリ、

▽北海道ほっかいどうで100ミリ、

▽東北とうほく南部なんぶで80ミリと予想よそうされています。

さらに12日にち夕方ゆうがたまでの24時間じかんには

▽東北とうほく北部ほくぶで100ミリから200ミリ、

▽東北とうほく南部なんぶと北海道ほっかいどうで100ミリから150ミリの雨あめが降ふると予想よそうされています。

前線ぜんせんの活動かつどうは今月こんげつ14日にちごろに一時いちじ的てきに弱よわまる見込みこみですが、その後そのご再ふたたび活発かっぱつになり、今後こんご1週間しゅうかん程度ていどは北きた日本にっぽん付近ふきんに停滞ていたいすると予想よそうされています。

雨あめが弱よわまっても再ふたたび強つよまるおそれがあるほか、長ながく降り続ふりつづいて記録きろく的てきな大雨おおあめの範囲はんいがさらに広ひろがるおそれがあります。

気象庁きしょうちょうは引き続ひきつづき土砂どしゃ災害さいがいや低ひくい土地とちの浸水しんすい、川かわの氾濫はんらんに厳重げんじゅうに警戒けいかいするとともに、落雷らくらいや竜巻たつまきなどの激はげしい突風とっぷう、それに「ひょう」にも注意ちゅういするよう呼よびかけています。

雨あめが弱よわまったりやんだりしても川かわや崖がけの近ちかくなど危険きけんな場所ばしょには近ちかづかず、安全あんぜんな場所ばしょで過すごすようにしてください。

これまでの雨あめで地盤じばんが緩ゆるみ川がわは増水ぞうすいしていて、今後こんご、少すこしの雨あめでも災害さいがいのリスクがあっという間あっというまに高たかまる危険きけんな状態じょうたいが続つづきます。

警戒けいかいを緩ゆるめることなく危険きけんを感かんじたら早はやめに安全あんぜんを確保かくほしてください。

その後そのご、発達はったつしながら北上ほくじょうを続つづけ、12日にち金曜日きんようびの夜よるから13日にち土曜どよう日びにかけて東日本ひがしにっぽんにかなり接近せっきんするおそれがあります。

東日本ひがしにっぽんでは12日にちから次第しだいに風かぜが強つよまって大雨おおあめになる可能かのう性せいもあり、今後こんごの情報じょうほうに十分じゅうぶん注意ちゅういしてください。

今回こんかいのように雨あめが長ながく続つづく場合ばあいには、短時間たんじかんの雨量うりょうだけに注目ちゅうもくするのではなく周囲しゅういの雨あめの降ふり方かたや水位すいいの状況じょうきょうなどを気象庁きしょうちょうのホームページなどで確認かくにんし、自治体じちたいから避難ひなんの情報じょうほうが出でていなくても、危険きけんを感かんじたら早はやめに安全あんぜんを確保かくほしてください。

過去かこの災害さいがいでは高齢こうれい者しゃや障害しょうがい者しゃなど自力じりきでの避難ひなんが難むずかしい人ひとたちが犠牲ぎせいとなるケースが相次あいついでいます。

先週せんしゅうの大雨おおあめで住宅じゅうたくなどに大おおきな被害ひがいが出でた新潟にいがた県けんでは、住民じゅうみんどうしの声こえのかけあいが早はやめの避難ひなんにつながったケースもありました。

高齢こうれいの家族かぞくが離はなれて暮くらしている場合ばあいには、電話でんわをかけて呼よびかけると避難ひなんにつながりやすくなります。

一時いちじ的てきに雨あめが弱よわまったりやんだりしても決けっして油断ゆだんせず、地域ちいきや家庭かていで声こえをかけあいながら警戒けいかいを続つづけるようにしてください。