この地震じしんで、震度しんど5強きょうの揺ゆれを中川なかがわ町まちで観測かんそくしたほか、震度しんど4の揺ゆれを遠別えんべつ町まちと豊富とよとみ町まち、幌延ほろのべ町まち、猿払さるふつ村むらで、また震度しんど3から1の揺ゆれを北海道ほっかいどう北部ほくぶの各地かくちで観測かんそくしました。

いずれの地震じしんでも津波つなみはありませんでした。

震度しんど5強きょうの揺ゆれを観測かんそくした地震じしんのあと、北海道ほっかいどう北部ほくぶでは地震じしんが相次あいついでいて震度しんど1以上いじょうの揺ゆれを観測かんそくする地震じしんは午前ごぜん11時じまでに12回かい発生はっせいしています。

気象庁きしょうちょうによりますと、震度しんど5強きょうや5弱じゃくの地震じしんでは震源しんげんの深ふかさがいずれも4キロと浅あさく、こうした場所ばしょでやや規模きぼの大おおきな地震じしんが起おきると地震じしん活動かつどうが活発かっぱつになる傾向けいこうがあるということです。

さらに中川なかがわ町まちでは前線ぜんせんの影響えいきょうで今月こんげつ8日にちに記録きろく的てきな大雨おおあめとなり、地盤じばんが緩ゆるんでいるところもあります。

気象庁きしょうちょうは今後こんご1週間しゅうかん程度ていど、震度しんど5強きょう程度ていどの揺ゆれを起おこす地震じしんに注意ちゅういするとともに、今後こんごの雨あめや地震じしんによる土砂どしゃ災害さいがいにも警戒けいかいを呼よびかけています。

北海道ほっかいどうの旭川あさひかわ建設けんせつ管理かんり部ぶは、現場げんばの道路どうろを通行止つうこうどめにして状況じょうきょうを調しらべていますが、今いまのところ復旧ふっきゅうの見通みとおしはたっていないということです。

寝ねていた小学しょうがく6年生ねんせいの息子むすこが倒たおれてきたタンスの下敷したじきになりましたが、高橋たかはしさんがすぐに助たすけ、けがはなかったということです。

高橋たかはしさんの住宅じゅうたくの居間いまや台所だいどころの床ゆかには棚たなから落おちて割われた食器しょっきなどのガラスが散乱さんらんしているため、家族かぞくは町まちが開設かいせつした避難ひなん所しょの「中川なかがわ町まち生涯しょうがい学習がくしゅうセンター」に身みを寄よせています。

高橋たかはしさんは「地震じしんの時ときは縦たて揺ゆれを長ながく感かんじました。中川なかがわ町まちに来きて27年ねんたちますが、これだけ大おおきい地震じしんは初はじめての経験けいけんです。避難ひなん所しょに来きても余震よしんで時々ときどき揺ゆれて本当ほんとうに怖こわいです」と話はなしていました。

そして「家いえの中なかの物ものがこれほど倒たおれるとは思おもわなかったです。子こどもたちが入いれるような状態じょうたいではないので、夫婦ふうふ2人にんでヘルメットをかぶって片かたづけようと思おもいます」と話はなしていました。