パリオリンピック
柔道男子60
キロ級で、オリンピック
初出場の
永山竜樹選手は、
敗者復活戦で、
前回の
東京大会の
この種目の
銀メダリストで
世界ランキング1
位の
台湾の
楊勇緯選手に、
延長戦に
入る寸前に
大外落としで
技ありを
奪って
勝ち、3
位決定戦に
進みました。
【準々決勝】スペイン選手に絞め技で一本負け 敗者復活戦に
永山選手は、準々決勝で去年の世界選手権の金メダリストでスペインのフランシスコ・ガルリゴス選手に絞め技で一本負けし、敗者復活戦にまわりました。
全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は待てがかかったあとにもスペインの選手が絞め技を続けたとして判定に抗議しました。金野強化委員長や鈴木桂治監督は国際柔道連盟の担当者など、関係者と映像を確認しながら話し合いましたが、鈴木監督はその後、「覆らなかった」とだけ話し、判定が変わらなかったことを明らかにしました。
永山選手は開始2分過ぎからガルリゴス選手に長く寝技をかけられましたが、足をからめて必死に耐え、審判が「待て」をかけました。
しかし、ガルリゴス選手はすぐには寝技の体勢を解かず、審判は2人が離れた後、永山選手の様子を見て絞め技によるガルリゴス選手の一本勝ちを宣告しました。
永山選手は一本負けの判定を宣告されたあとも納得がいかない表情で、しばらく畳を降りませんでした。
“スペイン選手「待て」のあとも絞め技”と抗議も判定覆らず
全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は待てがかかったあとにもスペインの選手が絞め技を続けたとして判定に抗議しました。
金野強化委員長や鈴木桂治監督は国際柔道連盟の担当者など、関係者と映像を確認しながら話し合いましたが、鈴木監督はその後、「覆らなかった」とだけ話し、判定が変わらなかったことを明らかにしました。
永山選手の試合後、金野強化委員長は「『待て』がかかったあとにも長く締めていて、あれを許していいのかと感じている。判定が覆るかはわからないが、われわれとしてやれることをやりたい」と話していました。
【初戦の2回戦】相手の反則負けで準々決勝へ
パリオリンピック柔道男子60キロ級で、オリンピック初出場の永山竜樹選手は、初戦の2回戦で世界ランキング25位のブラジルの選手に延長戦の末、相手の反則負けで勝ち、準々決勝に進みました。